出版社内容情報
フロイト,レヴィ = ストロース,ゲーレンらをふまえ批判しつつ,生物全般と人間 = 自然と文化の両面にわたって近親相姦タブーの謎に挑む。
内容説明
近親相姦タブーの生物学的起源を論じて〈人間〉を語る。上巻で論じられた課題をサイバネティクス理論を駆使して定式化するとともに,ゲーレンを批判しつつ独自の人間学を展開する。
目次
抑圧的な調和
精神身体学的諸問題
倦怠反応
名誉回復
第5部 効果の構造(性のパラドクス;あるユートピア物語;サイバネティック・モデル;再び・サイバネティクス;三たび・サイバネティクス;蛇のスカートをはいた女神)
第6部 自然と文化(放し飼いの動物;架空の次元;本能の遺伝;社会の輪郭;科学とイデオロギー)
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