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叢書・ウニベルシタス
生への闘争―闘争本能・性・意識

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  • サイズ B6判/ページ数 290,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588003677
  • NDC分類 361.3
  • Cコード C1338

出版社内容情報

動物社会学・生態学・文化人類学などの最新の成果をふまえ,精神史.文化史,つまり人間の〈意識の進化〉における〈闘争〉の意味と役割.そのメカニズムを解明。

内容説明

政治・スポーツ・ビジネス・法廷など人間の生活のあらゆる場で作用する〈闘争〉とはなにか。動物社会学・生態学・文化人類学等の最新の成果をふまえ、精神史・文化史、つまり人間の〈意識の進化〉における〈闘争〉の意味と役割・そのメカニズムを解き明かす。

目次

第1部 背景(闘争と対立の諸相)
第2部 対立関係の諸相(闘争と性的アイデンティティ;分離と自己犠牲)
第3部 過去、現在、そして未来(学問や知的活動の闘技場;今日の諸問題;闘争と内面化)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

59
生物進化から受け継いだ《闘争》はギリシア思想の核である《対立》を生み、言葉による競い合いから、やがて書く技術の発見を経て精神内部の《弁証法》を導いた。男性の《闘争》傾向が行きすぎると力に取り憑かれた暴君となる一方、引き寄せ、包み込むという女性の傾向が行きすぎると、子供を窒息させるグレートマザーになる。しかしそうした各性癖を乗り越え、最愛の者を他者に引き渡したマリアと、自分の全存在を他者に捧げたイエスとは、愛の可能性を示す事によって人の自由意志の在処を教えているという。人間というミクロコスモスを探求した書。2017/02/22

ぶくし

5
闘争を通じた自己確立の過程について。特に自分が男であるので、男性の不安定さというものが生物学的に(特にどのように人が生まれ育つかという点において)どのような要因からなると考えられるかを読むことで、自身の言葉にできない不安定さについて理解が得られたような感覚がある。あくまで一研究の一つの答えであるが、自分というものが何よりもまず人間という種に属する生物であることを自覚することができ、自己の問題と種が持つ一般的な問題というのを切り分ける手段になりうることに安らぎを覚えた。2019/01/29

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