叢書・ウニベルシタス<br> カルデロンの芸術

叢書・ウニベルシタス
カルデロンの芸術

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588002809
  • NDC分類 962
  • Cコード C1398

出版社内容情報

17世紀スペイン最大の劇作家カルデロンの本質と魅力,そのバロック文学の精華を謳い,今世紀のカルデロン劇復権に資する。本書で言及された「作品解説」を付す。

内容説明

ヨーロッパ・バロック文学の頂点として、とりわけベンヤミンのドイツ・バロック演劇論の対象とされたカルデロン文学の本質と魅力、その芸術の精華を謳い、今世紀におけるカルデロン劇復権に資する。

目次

精神生活と芸術手法
補完的比喩
自然国家
宝庫
ことのはじまり
洞窟
粗皮をまとって
バロックの「見せる」趣向
死のパントマイム
舞台上のアトリエ
内面生活の具象化
魂の戦いとユーモア
百姓と従僕
キリシタン新入りの従僕
被造物の権利
運命の圏外
聖者
アモールとプシケー
換骨奪胎
舞台の驚異と言葉の驚異
約束ごとの劇
異教説話と夢幻的茶番劇
運命説話の中心に立つ女傑
非女性的‐超女性的
演じられる年代記
高慢と転落
『人生は夢』の哲学的解釈に対する疑問
試練
中世の神秘劇と聖餐神秘劇
『大世界劇場』における普遍
自作世俗劇から聖餐神秘劇への改作
『人生は夢』―世俗劇と宗教劇と
カルデロン作品解説