出版社内容情報
十字軍の遠征からコロンブスの発見の旅まで,中世一千年の旅のありようを描いて中世世界の実像に迫る。ガレー船の船底のすえた臭いが,凍傷の足の痛みがつたわる。
内容説明
旅を通して中世を読む。ガレー船の船底のすえた臭いが立ちのぼる。凍傷の足の痛みが伝わる。あらゆる階層の、あらゆる職種の、あらゆる目的の旅のありようを描きつくして、中世的世界の実像に迫る。
目次
1 基本と諸条件(地域と気候;船の旅、陸の旅;旅にとっての宗教、商業および情報制度の意義;客あしらいと宿屋;楽になった通行 ほか)
2 文献調査と証言(旅の王国;旅する聖職者たち;サンチアゴ巡礼案内書;十字軍;アジアの旅;コロンブスの発見の旅;教養の旅;職人と芸術家 ほか)



