出版社内容情報
古代ギリシアの哲学の伝統に立ち返り,学問(哲学)が科学へと変換した近代以降の諸問題を〈理解〉という解釈学的概念を導きにして解き明かした,その思考の精粋。
内容説明
理性の学としての哲学が〈科学の時代〉に果たしうる役割は何か。古代ギリシアの哲学の伝統に立ち返りつつ〈学問〉が〈科学〉へと変換した近代以降の哲学の諸問題を、〈理解〉という解釈学的概念を導きに、哲学と科学、理論と実践、実践哲学と解釈学、哲学と科学論等々の関連に即し解明したその思考の精粋。
目次
第1章 諸科学における哲学的なものと哲学の学問的性格について
第2章 ヘーゲル哲学―今日に至るまでのその影響
第3章 実践とは何か―社会的理性の諸条件
第4章 実践哲学としての解釈学
第5章 哲学に向かう人間の自然の性向について
第6章 哲学か科学論か
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