出版社内容情報
カントとルソーの影響下に,フランス革命の意義と合法性を明快に論証し,国家変革の権利を擁護して特権階級を鋭く批判する。思想史上重要な古典,本邦初の完訳。
内容説明
新しい市民的思考を代表した自由と革命の論理。フランス革命を敢然と擁護、自由意志に基づく革命はすべて合法的であるとして、国家変革の権利と義務を明快に論証する。フィヒテ哲学の精髄を示す古典、初の完訳。
目次
緒論 国家の変革はいかなる原則から判断されるべきか
第1章 そもそも国民に国家体制を変更する権利があるか?
第2章 本研究の進め方の素描
第3章 国家体制を変革する権利は全国民相互の契約によって譲渡できるか?
第4章 特権階級一般について―国家変革の権利に関連して
第5章 特に貴族について―国家変革の権利に関連して
第6章 教会について―国家変革の権利に関連して