出版社内容情報
殺人・強盗・人質・戦争・ジェノサイド等々のメカニズムを行動生物学の学際的知見に基づき,生物の行動を構成する《有機機制レベル》の概念を導入して解き明かす。
内容説明
殺人・強奪・政治的弾圧・人種差別・戦争・ジェノサイド・テロリズム等々、さまざまな攻撃性と暴力のメカニズムを行動生物学の学際的知見を駆使して解き明かし、生物教育学を踏まえた新たな人間像・世界像を模索する。
目次
第1部 総論(有機機制の諸レベル―制御装置とサーボ機構;高次中枢神経の機能的意味;基本的行動の神経生理学的、生化学的基盤;運動的抑制と不安;行動抑制と不安の主要なメカニズム;行動抑制を回避する手段;生物的なものから社会的なものへ、個人的有機機制レベルから集団的レベルへの移行)
第2部 攻撃性と暴力(動物の場合;人間の場合)