出版社内容情報
創造と救済,死と融合,禁欲と頽廃等々のモチーフにおいて宗教とエロス精神を分析し,その本質的連関を明らかにしつつ,両者を人類史的全体像のなかに位置づける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
∃.狂茶党
6
お堅いところから新装版まででていますが、これは、トンデモ本あるいは、何かの宗教の妄言に近いのでは? ひたすらヨーロッパのキリスト教ヘテロ男性の視点から、エロスの宗教的意味合いが検討されています。 一応古今の文献引用していますが、作者の想いが溢れる、長編エッセイと思った方がいいでしょう。 奇書だとおもう。 ここでのエロスの検討は、昨今話題の合同結婚式や、保守派の「家庭」強調の根っこにある何かとつながってるような気もします。 ひたすら男目線。 デモーニッシュな欲望は、愛で浄化され恩寵となり得る。 2022/08/02
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