出版社内容情報
公務秘密文書の提出命令手続に関する民事訴訟法の一部を改正する法律、民事法律扶助法、民事再生法、成年後見制度等に対応。「第二版」以後の重要な新判例や引用文献の修正・追加、さらに前版では不十分であった新法の説明の補充と訂正を施した。
内容説明
本書は、大学での講義を再現し補完しようとしたものであり、かなりの部分はかねて「受験新報」に連載されたものに加除訂正を加え、残りはその後に書き加えたものである。民事訴訟法の基本的な問題を中心に、最近の問題についても紙数の許す限りできるだけ収めている。ことに基本的な問題については、制度の趣旨の理解や解釈論の対立の原因となっている利益関係やことに評価の基準をめぐる各説の差異を明らかにして、現時点での錯雑した問題の解明に努めている。
目次
第1編 民事紛争と民事訴訟
第2編 裁判主体の決定
第3編 当事者の確定・選別・能力の補充・拡大と審理の充実・円滑―当事者と代理人・代表者・補佐人
第4編 訴え提起・審判対象と当事者の自己決定権
第5編 訴訟要件
第6編 第一審の審理
第7編 訴訟の終了
第8編 請求・当事者の複数
第9編 裁判に対する不服申立手続
第10編 略式訴訟手続
著者等紹介
上田徹一郎[ウエダテツイチロウ]
昭和5年生まれ。昭和28年、神戸大学法学部卒業。関西学院大学法学部助教授・教授をへて、現在、大阪経済法科大学教授、関西学院大学名誉教授
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