内容説明
本書は、日常生活に関係してくるいろいろな犯罪に対して、わたくしたちの生活を守るために基本的に知っておくべき法律問題を説明し、人生を生きていくうえで役立つように、刑法の犯罪類型を分類し、その問題点を分かりやすく解説した。刑法各論といわれる刑法の各条文の説明のなかに、刑法総論の理論をとり入れ、刑法の全体像が理解できるように工夫した。刑法の各犯罪の内容を理解するうえで必要と思われる予備知識を欄外に併記。適宜設例を設け、具体例を通じて刑法が分かるように工夫した。とくにむずかしい刑法用語には、懇切に読み方をつけた。
目次
第1編 刑法の全体像
第2編 「個人的法益」を害する罪
第3編 「社会的法益」を害する罪
第4編 「国家的法益」を害する罪
第5編 刑罰
著者等紹介
窪田四郎[クボタシロウ]
1953年中央大学法学部卒業。1954年司法試験合格。1957年東京地検検事を振り出しに、札幌地検検事、東京地検交通部副部長、浦和地検総務部長、横浜地検公安部長、東京高検検事、名古屋高検総務・公安各部長、静岡地検浜松支部長、函館地検検事正を経て、1990年9月退官、同年11月公証人を経て、現在、弁護士(第一東京弁護士会)。1994年4月より日本文化大学法学部講師(非常勤),刑事法担当
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