内容説明
本書は、現にある法ないしは法制化がもくろまれたもののなかから、広く新聞紙面等をにぎわせた問題をとりあげて、一書にまとめたものである。本書は、まず一般市民の教養書として有益であるようにと配慮されている。法律書になじみの薄い読者も、本書によってわが国をめぐる法の諸問題の大体を学ぶことができよう。
目次
サラリーマン金融による被害とその防止策
食品公害における被害者の救済
医療事故の損害賠償責任
体外受精児と人工授精子―その誕生をめぐる親子関係
著作権と盗用
不公平税制―医師優遇税制と土地税制を中心に
憲法第9条の解釈とその変遷
男女同権・男女平等の原則―結婚退職制・若年定年制・男女賃金格差をめぐって
死刑制度―その存廃をめぐって
安楽死
200カイリ漁業水域
ハイジャック―その法的規制と問題点
北方領土―その帰属を中心に
尖閣列島の領有権
竹島の帰属問題
有事立法について
働く女子の実態と労働基準法