内容説明
両訴を比較して学べる新しい入門書。民訴では証拠の収集、刑訴では犯罪被害者保護等を補充。裁判員裁判を踏まえた「対談Part3」を収録。
目次
対談Part1 両訴を比較してみよう―民訴と刑訴の対話(訴訟の目的と構造;訴訟諸原則;訴訟物;証拠開示と証拠収集;訴え提起と処分権主義;証明責任と自由心証・証明の程度;違法収集証拠と伝聞証拠;裁判の効力)
民事訴訟法(小林秀之)(用語と基本構造;当事者主義―基本原理(その1)
口頭弁論の諸原則―基本原理(その2)
訴訟物と既判力
一部請求
釈明権
証拠の収集
証明責任)
刑事訴訟法(安冨潔)(刑事訴訟法の意義と目的;捜査;公訴の提起;審判の対象;当事者主義の展開;証拠方;共犯と刑事手続;裁判)
対談Part2 両訴を比較してみよう―民訴と刑訴の対話その2(民訴と刑訴の歩み寄り;目的論の比較 ほか)
対談Part3 近時の訴訟法立法の動向―裁判員制度を中心に(裁判員制度;被害者参加制度 ほか)
著者等紹介
小林秀之[コバヤシヒデユキ]
1952年石川県生まれ。東京大学法学部卒業、第28期司法修習生、東京大学法学部助手、上智大学法学部教授を経て、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授
安冨潔[ヤストミキヨシ]
1950年京都府生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、慶應義塾大学法学部助手を経て、慶應義塾大学大学院法務研究科・法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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