目次
姫路城
中世の名残
城のある地形
平山城
平城
初期の天守
地形に応じた建築
武備の強化
技巧のかった天守
盛期天守の美観
迷路のような縄張り
完璧な構え〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mahiro
9
書庫整理発掘本、カラーブックスのシリーズはお手軽な割りに内容も充実して色々なジャンルを楽しんだが、本書も日本の城を姫路城はもとより主要な城を網羅してカラー頁や平面図で説明している。文庫版のコンパクトさなので城巡りの旅行に行く時も携帯して参考にした。載っている写真は昭和時代で古いがそれもかえって趣がある。2020/05/10
シャル
6
タイトルの通り、日本各地に残る城について歴史上の役割と照らし合わせながらその城を構成する各部分を見ていく一冊。各地の城のカラー写真とその説明からなる前半部分と、日本における城の特徴や歴史上の移り変わりを解説する後半部分からなっており、まさに城を見て、城を知るという構成となっている。防衛拠点としての存在から政治経済の象徴としての存在へと変化していく際に技術が隆盛を極め、その両立された姿がもっとも美しいとされること、そして、日本の城とは天守と石垣であることが語られる。カラー写真で見る城はやはり圧巻である。2016/02/28
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