内容説明
結婚したけりゃいい家つくれ…これが掟?モテる。食べる。生きる。すべての成功のカギは間取りにあり。今度は「すみか」に着目した“北村ワールド”第4弾。
目次
1章 わけあり、こんな家をつくりました!(たまに泥んこ、夫婦で巣づくり―ツバメ;かまどに玄関、子ども部屋―セアカカマドドリ;トックリつくって虫入れろ―トックリバチ ほか)
2章 みんなでつくれ、大きなお家!(増築、改築、お引っ越し―キイロスズメバチ;だんだん大きく、子ども部屋―コマルハナバチ;いつも家族といっしょに蜜蝋を―ニホンミツバチ ほか)
3章 人間も顔負けの工夫にびっくり(集まれ、大きく、暖かく―シャカイハタオリドリ;傘をつくって熱防げ―ジンガサバチ;子どもを落ち葉で温めろ―ヤブツカツクリ ほか)
著者等紹介
北村雄一[キタムラユウイチ]
サイエンスライター&イラストレーター。日本大学農獣医学部卒。系統学、進化、深海、恐竜、極限環境などが主に手がけるテーマ。『ダーウィン『種の起源』を読む』(化学同人社)で科学ジャーナリスト賞大賞2009を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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鱒子
31
図書館本。生き物の家の断面図がイラストで書いてあります。色鉛筆の柔らかな色調なので、好みが分かれると思います。特殊な家を持つ生き物限定の本なので、鳥類、蜂、蟻が多く、哺乳類は少数でしたが、ハダカデバネズミに大満足です。デバの芋農園のことは知りませんでした(^^) 動物を通して人間のあり方の手がかりを探る、という趣旨のあとがきも素晴らしかったです。2017/05/15
おはなし会 芽ぶっく
18
先日 『生きものたちのつくる巣109』 https://bookmeter.com/books/9882661 を読んだのでこちらも。鳥の紹介が多いです。特に驚いた(知らなかった)のが、「トックリバチ」その名の通り徳利のような巣を作る蜂。「バーチェルグンタイアリ」巣を持たず自分たちが巣。お互いの足を繋げます。2020/11/30
Genzoh Minamishima
1
面白い。題名と表紙のイラストが気になり購入。生きる為、子孫を残す為に巣は必要なのは分かる。メスを惹きつける為だけのバワーと呼ばれる建物(!?)には、オスの涙ぐましい努力に脱帽しながら切なくもなる。色々と楽しい読み物だった。2020/12/03