内容説明
今ではだれも来ることがなくなった村の教会。そこには小さなオルガンがうち捨てられていました。季節は巡っても、オルガンはずっとひとりぼっちです。いろんな人が来てはオルガンを弾いていきますが、自分の思うような音色が出せません。
著者等紹介
しおたになおや[シオタニナオヤ]
塩谷直也。青山学院大学法学部教授/大学宗教主任。1987年国際基督教大学教養学部卒。1992年東京神学大学修士課程修了。その後、知立伝道所、梅ヶ丘教会牧師を経て現職
イタクラヨウイチ[イタクラヨウイチ]
1997年大阪芸術大学デザイン科卒。2010年TRANSNATIONAL ART 2010第2回現代美術展出展/大阪。2011年TRANSNATIONAL ART 2011第3回現代美術展出展/大阪。コミックアートフェスタ2011コミックアート賞、第2回国際コンペティションコミックアート賞受賞、ART HOUSE賞受賞。第12回インターナショナル・イラストレーション・コンペティション翔泳社賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごん
1
キリスト教の方々は、こういう発想をするものなのかな?信仰を背景として書かれたという、日々の生活の中で忘れがちな、大切なこと。オールジャパンの作品ですが、外国テイスト満載です。逆輸入するのかな。なぜか、英訳がついている。CDは、聴いていない。実は、この手の絵は苦手。作者のご兄弟と知りあいなので紹介してもらったものですが、読んでよかったです。2015/02/03
梅
0
たまたま手に取った本。オルガンを弾く身として、「綿毛のように軽やかだけど、海のように深い音」を鳴らさなければ、と使命感を感じた。うたう・きく人たちの心をならすことができますように。ARで聴ける讃美歌が慣れ親しんだ曲でびっくりしました2019/10/10