感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オサム兄ぃ
8
「門前の小僧習わぬ経を読む」の諺がある。長年印刷会社で美術館の仕事をしてきたので、アートを親身に感じている。好きな作家や作品を語り合うのも楽しいが、背景や「何故これがアート」の理由を知ると味わいが深まり、またうれしい。しかし専門書は難しく入門書ばかりでは飽きがくる。本書はそんな欲張りに、図像学を切り口に応えてくれる。しかも著者の語り口が軽妙で魅力的。例えば仏画鑑賞は約束事を踏まえる必要があるが、「死んだ釈迦の何が面白い?」のタイトルで涅槃図を説明されると、なるほど東洋古美術は面白いと気持ちが盛り上がる。2026/04/16
紅林 健志
3
素朴な疑問から、日本美術を読み解いていく。素朴な疑問といいつつ、専門家のひとりよがりな疑問になってしまう本もあるなかで、この本は切り口がうまく、すごくおもしろかった。日本美術の歴史を一通り見通せるつくりになっているのもいい。引目鉤鼻の理由や、水墨画とは何か、風神雷神の由来などが勉強になった。2025/01/19
晩鳥
2
日本美術を対象に、どういう状況でこういう表現になったのか、どういう意味を持っていたのかということを読み解く図像学の本。分かりやすくて面白いが、欲を言えば実際の作品をもっとたくさん見ながら読めるとよかった。2024/12/28
Go Extreme
1
https://claude.ai/public/artifacts/1f34ba54-6f12-4dbf-aace-a9ff1f5c0e47 2025/06/11
kaz
1
日本美術における特定の図像やモチーフに対する疑問を取り上げ、それらの背景や意味を探るもの。麗子像の怖い顔の理由や、足のない幽霊の起源、釈迦の托胎とキリスト教の受胎告知の類似点など、具体的な事例を通じ、作品の背後にある物語や文化的背景を理解することができる。図書館の内容紹介は『観音にはヒゲがある? なぜ絵巻は右から左へみる? 写生画が写実ではない? 絵画や仏像などの様々な疑問・謎を図像解釈学(イコノロジー)から探り、日本美術の新しい楽しみ方を提案する。8トピックを追加した増補改訂版』。 2024/10/05




