アジア遊学<br> 日本中世の課税制度―段銭の成立と展開

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日本中世の課税制度―段銭の成立と展開

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585325161
  • NDC分類 345.21
  • Cコード C1321

内容説明

段銭(反銭)は、田一反毎に一定額の銭を一律に賦課した中世特有の税制である。朝廷・幕府の行う国家的行事や、寺社の造営・修造などを名目として臨時に賦課徴収された。その実態は時期により変容しており、室町幕府をはじめ守護や寺社など、様々な賦課主体が、どのように段銭を徴収していたのかについては、これまで十分には検討されていない。国家中枢から在地社会に至るまでの諸階層が、深く関与していた段銭徴収の実態を探ることで、日本中世の収取構造、さらには税制を通じた支配秩序の形成過程を明らかにする。

目次

1 室町幕府段銭収取制度の成立と展開(平安・鎌倉期の段米・段銭―一国平均役との関係を中心に;足利義満政権下での官庁段銭について;康正二年造内裏段銭の収納機関―国立国会図書館本「造内裏段銭并国役引付」の検討から;室町幕府将軍直臣編成の展開と京済・守護不入特権;室町期京都における地口銭賦課体制の成立過程)
2 荘園領主段銭の諸様相(戦国期北野社の領主段銭;戦国期賀茂別雷神社の収取制度と段銭)
3 守護・戦国大名段銭の変容過程(天文七年の山城下郡段銭と三好政長;十五世紀後半における備後守護山名氏の段銭収取と国人;戦国大名毛利氏による備中一宮社領への段銭賦課;大内氏分国における段銭収取システムと知行制)
段銭研究の可能性-成果と課題