内容説明
現代を生きる私たちから少し違いが、遠すぎない時代―近世。近世の人々の息遣いを伝える史料はそこかしこに残されており、幕藩権力・朝廷から民衆までの様々な視点、政治・経済・対外関係・宗教・思想・ジェンダー・環境といった様々な関心からアプローチすることが可能である。新たな出会いの宝庫である日本近世史(織豊期・江戸時代)の魅力を伝えるために、各研究テーマの来歴や現状のみならず、論文執筆のノウハウ、研究上の暗黙知、さらには秘伝(?)までを余すところなく紹介。残された史料と対話し、時代をこえて多様な生き方や考え方に向き合うための方法論を伝授する。近世への扉を開くカギはここに用意されている!
目次
1 近世史への招待(近世史研究事始め)
2 近世史の論点(時代区分論 「近世」という言葉をめぐってどんな議論が繰り広げられてきたのか;織豊政権論 国家と社会の統合;幕藩制の確立 近世前期の政治史を考える;幕府機構論 江戸幕府のしくみと政治のあり方を考える;幕藩政改革 近世の政治・社会を読み解く;幕藩制の展開 近世後期の政治史を考える;近世の天皇・朝廷 近世日本のなかでの位置づけ;対外関係 近世日本の「内」と「外」;身分制社会論 現代とは異なる社会をとらえる ほか)
著者等紹介
上野大輔[ウエノダイスケ]
1983年生まれ。慶應義塾大学文学部准教授。専門は日本近代史
清水光明[シミズミツアキ]
1982年生まれ。東京大学グローバル地域研究機構特任研究員。専門は日本近世史・思想史
三ツ松誠[ミツマツマコト]
1982年生まれ。佐賀大学地域学歴史文化研究センター准教授。専門は日本思想史
吉村雅美[ヨシムラマサミ]
1982年生まれ。日本女子大学文学部准教授。専門は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アメヲトコ
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wuhujiang