出版社内容情報
菅原 一[スガハラハジメ]
著・文・その他
内容説明
信州地域東部から北部における村落共同体・地主・小百姓の三者の関係性に着目して、「無年季的質地請戻し慣行」「直上納制」「村方騒動」という近世期固有の三つの事項を具体的に検討。近世中後期の村落共同体の変容過程を明らかにする。
目次
序章 本書の目的と構成
第1章 無年季的質地請戻し慣行と直上納制―信州上田藩領房山村丸山家を事例に(上)
第2章 無年季的質地請戻し慣行と直上納制―信州上田藩領房山村丸山家を事例に(下)
第3章 近世後期における直上納制と地主的土地所持―信州松代藩を事例として
第4章 近世中期の直上納制と土地所持秩序の変容―信州松代藩を事例として
第5章 近世中・後期信州における無年季的質地請戻し慣行の実態と展開―信州水内郡栗田村の高戻りを事例にして
第6章 近世後期村方騒動における村落共同体の変容主体―無年季的質地請戻し慣行と関連付けて
第7章 近世後期小作出入における先規と新法―これからの展開のために
終章 本書の総括と今後の課題
著者等紹介
菅原一[スガハラハジメ]
1986年東京都葛飾区生まれ。2012年同志社大学文学文化史学科卒業。2014年学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了。2020年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士。現在、国文学研究資料館プロジェクト研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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