出版社内容情報
近世社会において、百姓たちは領主や他の諸身分、また、周辺の地域社会とどのように関わり、折衝を行ってきたのか。
災害など不慮の事態に如何に対応を講じてきたのか。
各所に伝わる一点一点の史料を丁寧に読み込むことで、近世日本社会を生き抜いてきた村と百姓の底力を照射する。
多くの新稿・新知見を盛り込んだ、近世村落史研究を長年にわたり領導してきた著者による待望の最新著書。
内容説明
近世社会において、百姓たちは領主や他の諸身分、また、周辺の地域社会とどのように関わり、折衝を行ってきたのか。災害など不慮の事態に如何に対応を講じてきたのか。各所に伝わる一点一点の史料を丁寧に読み込むことで、近世日本社会を生き抜いてきた村と百姓の底力を照射する。多くの新稿・新知見を盛り込んだ、近世村落史研究を長年にわたり領導してきた著者による待望の最新著書。
目次
第1部 出羽国村山郡の村と百姓(郡中議定からみた村と地域社会;年貢納入をめぐる村と領主―松前藩領の酒田買替米を事例として)
第2部 両総地域(上総・下総両国)における村と百姓(両総における旗本知行所と相給村落―川村優氏の業績によせて;備荒貯蓄にみる百姓・領主関係―「積石一件」を事例として;無年季的質地請戻し慣行を再考する;幸谷村にみる相給村落の特質)
第3部 近世の村と百姓―村山郡と両総地域を中心に(土地と日本人―近世の村から、近代以降の土地所有を再考する;土地問題をめぐる百姓の意識―中林真幸氏の論文によせて)
著者等紹介
渡辺尚志[ワタナベタカシ]
1957年生まれ。一橋大学名誉教授。専門は日本近世村落史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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