目次
金子みすゞを読み解く（金子みすゞ・笑顔と希望；「金子みすゞ」の魅力―願いと祈り；こだまする愛；今、ここからの脱出―“おひめさま”と“王子様”の物語；みすゞの童謡詩にみる父への愛；平凡であること；「梨の芯」について；金子みすゞ「仏さまのお国」の問題―クリスティナ・ロセッティ“宗教詩”への傾倒；金子みすゞの欣求浄土；金子みすゞのダイイングメッセージ―遺稿詩集の「あさがほ」「学校」の詩、その他を巡る考察；東日本大震災と金子みすゞの四つの詩）
金子みすゞを文学作品で書く（「詩」窓から；「詩」日輪の賦―金子みすゞの祈り；「俳句」露の命；「俳句」春の地震；「現代俳句」銀の馬車に乗って―『金子みすゞ童謡全集』と『西川徹郎全句集』その他より；「短歌」花のたましい；「小説」少女きりぎりす；「小説」メジロ；「戯曲」テル、みすゞ、テル子、そして春貞尼；金子みすゞの詩を墨絵で描く）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りん
5
金子みすゞの作品を夢中になって読んだのは、確か中学生の頃。懐かしく手に取ってみたけれど、あら残念。詩集ではなかったのね。2015/09/20
アン
3
世の不条理についての詩や当時の社会において女性であることについての詩が、子ども向けで易しい言葉を使っているにもかかわらず重みを持っていた。硝子と文字、りこうな櫻んぼ、野茨の花、さみしい王女 がとても良かった。金子みすずの印象が変わった。2019/10/31
