正訳紫式部日記 本文対照

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784585291671
  • NDC分類 915.35
  • Cコード C0093

出版社内容情報

紫式部とはどのような人物だったのか?栄華を誇った藤原道長の目にとまり、その娘中宮彰子の女房として仕えた宮廷生活の記録だけではなく、鋭い人物批判と、自己の内面を告白した稀有な日記文学。
紫式部と紫式部日記を理解するための充実の附録付き。『正訳 源氏物語 本文対照』に続く、平安文学研究の泰斗による本文対照で読める現代語訳、第二弾!

本書は親王誕生を中心とする宮廷行事、自己の反省や告白をもつづる深い人間性などが記された、『源氏物語』作者による、唯一の生活記録。
女流日記文学の傑作として必読の書である。

紫式部日記 
附録
 解説
 登場人物要覧
 紫式部日記参考系図
 紫式部年表

中野幸一[ナカノコウイチ]
翻訳

内容説明

原文と対照して読める現代語訳。親王誕生を中心とする宮廷行事、自己の反省や告白をもつづる深い人間性などが記された、『源氏物語』作者による、唯一の生活記録。女流日記文学の傑作として必読の書。紫式部と紫式部日記を理解するための附録も充実。

目次

紫式部日記(土御門邸の秋―寛弘五年七月中旬;五壇の御修法;朝露のおみなえし;殿の子息三位の君;御盤のさま;宿直の人々―八月二十日過ぎ;宰相の君の昼寝姿―八月二十六日;重陽の菊のきせ綿―九月九日;薫物のこころみ―同日の夜;修験祈祷のありさま―九月十日 ほか)
附録

著者等紹介

中野幸一[ナカノコウイチ]
早稲田大学名誉教授。文学博士。専攻は平安文学。2011年瑞宝中綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

彼岸花

10
さすがに古典は難しかったです。印象に残ったのは、登場する女君たちの着物の事細かな記述でした。女性ならではの視点です。系図は、源氏物語より更に複雑でした。女心は秋の空、あらゆる感情は昔も今も変わってはいません。紫式部は、水鳥が無心に水の上で遊んでいる姿を、自分の身に重ね合わせてみるほど繊細で内気です。ところが、清少納言に対しては、いきなりの批判論で、正当化した大胆発言で驚きでした。月をぼんやり見ながら、もの思いにふける紫式部の姿の方が、私にはしっくりきます。嫉妬はある意味、物の怪のような気がしました。 2018/11/08

読書日記

1
今見ている場面よりかなり進んだ時期から書き始められていてネタバレになるかも。道長のイメージがドラマとはだいぶ違う。源氏物語でもそうだが、女御の容姿についての描写が長ったらしく、日本語訳の方にしてもやたら読みにくい。一方で、道長が孫におしっこかけられたり、コミカルな場面も。解説はドラマと比べながら読むと興味深い。御堂関白妾との記録があるらしく結局は妾だったの?とか。詠のやりとり見ていても2人がそういう関係だったのは間違いないらしい。128項『月やいにしえほめてけむ』の“月“とは、道長の事なのか夫の事なのか。2024/09/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13000475
  • ご注意事項

最近チェックした商品