内容説明
近世語研究に生涯をかけた筆者の記録。岩波古語辞典の編纂、井原西鶴研究と、大阪府下から都立高校を経て大学教員と学校校務にたずさわるかたわら、ひたすら室町・近世文献を渉猟した足跡を綴る。教師生活の日記、昭和初年代の実兄の田舎教師日記を通し、サラリーマン化したといわれて久しい教員・大学研究者へ、教師とは、研究者とは、を問いかける筆者の置土産の書。
目次
1 書物雑記(尾佐竹猛『法窓秘聞』;川柳雑俳用語管見;書物雑考 ほか)
2 続思い出雑記(私の見た高校生;綿谷雪氏;大矢眞一先生 ほか)
3 続思い出片影(続思い出片影;昭和二十七年日記;昭和二十八年日記拔粋 ほか)
4 先生(長兄周平兄さん日記;長兄周平兄さん昭和四年日記拔書き;長兄周平兄さん昭和七年日記)
著者等紹介
前田金五郎[マエダキンゴロウ]
専修大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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