内容説明
家族の愛と生、そして死を、ユーモアを交えた静謐な文体で描きだす。日中戦争、文化大革命にいたる様々な政治運動を乗り越え、したたかに、しなやかに生き抜いた一家三人の物語。中国稀代のエッセイスト・楊絳のベストセラー、待望の邦訳。
目次
第1部 夢
第2部 離散(旧街道に踏み入る;旧街道での再会;旧街道で見失う)
第3部 追想
著者等紹介
楊絳[ヤンジアン]
1911年、北京に生まれる。原籍は江蘇無錫。清華大学研究院で学んだ後、同郷の銭鍾書と結婚し、英仏に留学。中華人民共和国成立以降、北京清華大学に移り、のち、中国社会科学院外国文学研究所所属。作家、翻訳家
桜庭ゆみ子[サクラバユミコ]
1961年、東京に生まれる。東京外国語大学中国語学科卒業。現在、慶應義塾大学商学部准教授。専門は中国現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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