出版社内容情報
極彩色の絵画と共に読み解く釈迦の一代記釈迦の一代記「仏伝」は様々にかたちを変え、世界に浸透していった。
ボドメール美術館蔵奈良絵本「釈迦の本地」は、誕生から出家、成道、涅槃までのその物語を、極彩色の挿絵とともに描いたもの。
浄土教学に即した仏典解釈を背景とすると思われる特異な本文、また、釈迦の修行を妨げる外道を西洋人風の造形によって描くなど、当時の世界認識をも垣間見ることの出来る逸品である。
序 言 小峯和明
凡例
影印・翻刻
書誌
上巻
図1 雪山童子/図2 相人による占い/図3 太子の誕生/図4 鳥の親子/図5 四門出遊・春/図6 四門出遊・夏/図7 四門出遊・秋/図8 四門出遊・冬/図9 提婆達多の象撲殺/図10 提婆達多と外道の談合/図11 弓矢の芸/図12 耶輸陀羅と結婚/図13 警護/図14 太子の出立/図15 耶輸陀羅との別れ
下巻
図16 太子の入山、妨害の外道/図17 太子の出家/図18 車匿の下山/図19 修行/図20 出山、菩提樹の杖/図21 童子の案内/図22 降魔、成道/図23 帝釈天宮へ/図24 摩耶の授乳/図25 羅?羅との対面/図26 最後の説法/図27 涅槃/図28 遅れた迦葉/図29 荼毘
釈文・語注 目黒将史・金 英順
上巻
一、雪山童子
二、釈迦の誕生
三、摩耶夫人の死、釈迦の道心
四、四門出遊
五、技芸くらべ、耶輸陀羅との結婚
六、釈迦の旅立ち
下巻
七、檀特山での出家
八、車匿との別れ
九、難行苦行
一〇、金剛座へ
一一、降魔成道
一二、?利天での説法、摩耶の授乳
一三、王宮での説法、羅?羅との対面
一四、霊鷲山で説法
一五、涅槃
一六、荼毘と仏舎利
解説 小峯和明
ボドメール美術館[ボドメールビジュツカン]
写真
小峯和明[コミネ カズアキ]
編集
金英順[キム ヨンスン]
編集
目黒将史[メグロ マサシ]
編集
内容説明
釈迦の一代記“仏伝”は様々にかたちを変え、世界に浸透していった。ボドメール美術館蔵奈良絵本「釈迦の本地」は、誕生から出家、成道、涅槃までのその物語を、極彩色の挿絵とともに描いたもの。浄土教学に即した仏典解釈を背景とすると思われる特異な本文、また、釈迦の修行を妨げる外道を西洋人風の造形によって描くなど、当時の世界認識をも垣間見ることの出来る逸品である。
目次
影印・翻刻(上巻;下巻)
釈文・語注
著者等紹介
小峯和明[コミネカズアキ]
立教大学名誉教授、早稲田大学客員研究員、中国人民大学・高端外国専家。専門は日本中世文学、東アジアの比較説話
金英順[キムヨンスン]
立教大学兼任講師。専門は日本中世文学、東アジアの比較文学
目黒将史[メグロマサシ]
立教大学兼任講師、青山学院大学非常勤講師、和洋女子大学非常勤講師。専門は日本中世文学、軍記文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。