鍬形〓斎画 近世職人尽絵詞―江戸の職人と風俗を読み解く

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鍬形〓斎画 近世職人尽絵詞―江戸の職人と風俗を読み解く

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  • サイズ A4変判/ページ数 159p/高さ 32cm
  • 商品コード 9784585270386
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C1071

出版社内容情報

働く人々が躍動する超一級の江戸風俗図鑑北斎と並び称される浮世絵師・鍬形?斎(くわがたけいさい)が描き、詞書は戯作の名手、大田南畝・手柄岡持(朋誠堂喜三二)・山東京伝が担当、江戸の町に生きる多種多様な職人たち総勢103種を活写した肉筆絵巻の傑作。松平定信旧蔵にかかる名品全篇をフルカラーで掲載し、文学・歴史・美術史・民俗学など諸分野の協力による詳細な絵解・注釈・論考を収載。近世文化研究における基礎資料。


【本書の特長】
・東京国立博物館所蔵『近世職人尽絵詞』全三巻を全篇フルカラー影印。全篇のカラー公開は史上初。
・場面理解を助けるために詞書の翻刻と詳細な場面解説・註釈・論考・コラムを附した。
・場面解説・注釈は足掛け9年間の共同研究の成果。総勢23名の研究者の知見を結集、多面的に江戸の職人・風俗のあり方を照らし出している。
・3本の解説と10本のコラムを収載。日本美術史・歴史学・文学・文化人類学などの観点から当絵巻の見どころを解説。

まえがき

目次
書誌解題・凡例


上 巻
上―1 大工
上―2 屋根葺き
上―3 畳屋
上―4 左官
上―5 地衝・石工
上―6 寺子屋
上―7 呉服屋(駿河町越後屋)
上―8 魚市(日本橋)
上―9 刀鍛冶
上―10 仏師
上―11 縫箔屋・仕立師
上―12 表具師
上―13 米搗き(拝搗き)・町芸者
上―14 米搗き(唐臼踏み)・馬子
上―15 歯磨売り(松井源水)
上―16 車引き・雪駄直し・盲人
上―17 銭湯
上―18 夜鷹・夜蕎麦売り
上―19 跋文

中 巻
中―1 序文
中―2 炭団屋・車作り・竹馬布売り・箍屋
中―3 南京操・楊弓・「おででこでん」・楊枝屋
中―4 鍔師・欄間師
中―5 花火(隅田川・両国)
中―6 木挽・川並・付木作り
中―7 傘提燈屋・油売り・相撲・触太鼓
中―8 神楽・神主・覗からくり・「蝶々も止れ」・シャボン玉売り・「焼鍋の席画」・読売
中―9 板木師・木彫師・人形師・印判師
中―10 琴三味線屋・検校・座頭・籠作り
中―11 豆腐屋・蒲鉾屋
中―12 居酒屋・鰻屋
中―13 鋳物師・煙管張り・金具師
中―14 歌舞伎興行
中―15 書画会
中―16 煙草屋・猿回し・袋物屋・革煙草入れ作り・合羽作り
中―17 跋文

下 巻
下―1 太神楽
下―2 角兵衛獅子・医者・万歳
下―3 蚊帳売り・枇杷葉湯売り・鍋鋳掛・羅宇屋
下―4 干し店(古書画売り・古金物売り)・錠前直し・髪結床
下―5 四文屋・鯣屋・天麩羅屋
下―6 音曲稽古所
下―7 歯磨売り(松井屋源左衛門)
下―8 心太売り・念仏飴売り・屋台の飴売り・甘酒売り
下―9 紺屋・型染め
下―10 砧打ち・名山講中・蝋燭掛け・卵売り
下―11 年の市(浅草寺)
下―12 引摺餅・節季候
下―13 吉原(遊郭)
下―14 深川(岡場所)

外函・巻姿


解 説
「近世職人尽絵詞」―江戸賛歌とその背景― 小島道裕
鍬形?斎の画業と「近世職人尽絵詞」 大久保純一
「近世職人尽絵詞」の詞書―伝統と当世― 大高洋司

コラム
中世絵巻に描かれた建築と職人 水野僚子
海北友雪筆『東北院職人歌合』絵巻と「職人絵尽」画帖 石澤一志
経師の仕事―打紙― 橋口侯之介
琴三味線屋と琵琶法師 伊藤悦子
ゆづり葉感心に存候―芭蕉と其角と京伝と― 稲葉有祐
風俗画資料としての享保絵俳書 真島望
『都名所図会』における風俗描写の着想 藤川玲満
夜鷹―柳原土手の昼と夜― 横山百合子
江戸のたばこ 湯浅淑子・西田亜未
描かれた轆轤 木村裕樹

あとがき
執筆者一覧

大高洋司[オオタカ ヨウジ]
1950年生まれ。国文学研究資料館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授。
専門は日本近世文学。
著書に『京伝と馬琴―〈稗史もの〉読本様式の形成―』(翰林書房、2010年)、論文に「〈職人尽〉と京伝読本」(『文学』1714、岩波書店、2016年)などがある。

大久保純一[オオクボ ジュンイチ]
1959年生まれ。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。
専門は日本近世絵画史。
著書に『広重と浮世絵風景画』(東京大学出版会、2007年)、『カラー版 浮世絵』(岩波新書、2008年)、『浮世絵出版論―大量生産・消費される〈美術〉―』(吉川弘文館、2013年)などがある。

小島道裕[コジマ ミチヒロ]
1956年生まれ。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。
専門は日本中近世史。
著書に『戦国・織豊期の都市と地域』(青史出版、2005年)、『信長とは何か』(講談社、2006年)、『洛中洛外図屏風―つくられた〈京都〉を読み解く―』(吉川弘文館、2016年)などがある。

目次

上巻(大工;屋根葺き;畳屋 ほか)
中巻(炭団屋・車作り・竹馬布売り・箍屋;南京操・楊弓・「おででこでん」・楊枝屋;鍔師・欄間師 ほか)
下巻(太神楽;角兵衛獅子・医者・万歳;蚊帳売り・枇杷葉湯売り・鍋鋳掛・羅宇屋 ほか)
解説(「近世職人尽絵詞」―江戸賛歌とその背景;鍬形〓(けい)斎の画業と「近世職人尽絵詞」
「近世職人尽絵詞」の詞書―伝統と当世)

著者等紹介

大高洋司[オオタカヨウジ]
1950年生まれ。国文学研究資料館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授。専門は日本近世文学

小島道裕[コジマミチヒロ]
1956年生まれ。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。専門は日本中近世史

大久保純一[オオクボジュンイチ]
1959年生まれ。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。専門は日本近世絵画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tama

6
図書館本 「職人」検索で偶然発見 肉筆で表情も面白く描いてる。寺子屋;職人かもね。悪ガキ多く顔が墨で真っ黒なのや、先生に「退学と親に言うからなっ」と言われた上に水の入った桶持たされてるのも。仏師、縫箔屋には眼鏡使用者多し!隅田・両国花火には手持ち花火打ち上げてる男や、なんと猿回しまで船で流してる。神社の境内に露店出してる「焼鍋席画」丸い鉄板を熱した上に恐らく水解き粉で絵を描いてサンプルを展示。これ、ひょっとしてモンジャの元祖?蒲鉾屋凄い。サメ2匹丸ごと店先で捌いてる!歌舞伎興行は中村座の義経千本桜。2022/03/14

kaz

0
江戸の庶民の仕事の仕方や服装の詳細、生活の様子等がよくわかる。浮世絵などに登場するシーンは、やや誇張もあって、どこまで信じて良いのかよくわからないところもあるが、その部分を補ってくれる。鍬形蕙斎の肉筆のタッチもわかって、その点も興味深い。図書館の内容紹介は『江戸の庶民の生業を活写した絵巻「近世職人尽絵詞」。絵と詞書、画中の人物が語る画中詞で、労働と市井の風景を生き生きと描く「近世職人尽絵詞」全編のカラー図版を、画面・詞書の読解と解説・コラムを添えて収録』。 2021/01/15

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