出版社内容情報
日本型パラダイム転換を阻む5つの足枷とは何か、その解決策は?
■日本8大危機の再確認■
政治、経済、産業経営、国土・外交・安保、社会保障、エネルギー、社会崩壊、教育の危機
■重要な5つの課題■
経済再生、矜持の回復(自己肯定)、科学技術立国再生、少子化・人口減少、安保自立化・国土強靭化などの課題
■国民が共有すべき3大課題■
Jマインド・イノベーション、国民教育、国家安全保障
21世紀型価値観への思考転換は不可避
日本文明の世界史的位置づけと矜持の回復
内容説明
多くの課題を抱え迷走する日本は、“日本文明のダイナミズム”の作動によって、世界に向け反転する時の到来です。誰が新たな先導役を担うのか。かつて勤めた東京大学工学部における技術論の講義録や、多数の講演から選び抜いたキーワードをもとに、国家的な議論の盲点である課題を摘出し、多くの論客との議論をへて、“思考の転換5つの鍵”として書き起こした現代人必読の書です。
目次
序 日本人の使命と活力の再確認
1章 思考の転換‐第1の鍵―日本は、史上六回目の危機に直面していることを知るべし
2章 思考の転換‐第2の鍵―「対立と闘争文明」原理を基盤とした世界に対し、「自然と共生」原理を基盤にしている日本の宿命
3章 思考の転換‐第3の鍵―日本の命運を左右する「成功度仮説」
4章 思考の転換‐第4の鍵―創造性社会にむけた仮説を設定すべし
5章 思考の転換‐第5の鍵―未来は物語の創作によってつくられる
おわりに 令和新時代の日本の課題
著者等紹介
飯田汎[イイダヒロシ]
日本文明文化研究家/(一社)国家ビジョン研究会常務理事/元放送大学客員教授。東京生まれ。1966・68年東京大学理学部化学科卒・同大学院工学系研究科修士修了。1968年東レ(株)入社。90年、(株)東レ経営研究所に移籍、マネジメント研究部長、TBR産業戦略研究会主宰、02年退社。1995~2002年東京大学工学部にて「技術論」を講義。社会と技術の視点から俯瞰講義を試みる。2002~14年放送大学客員教授。「物質の科学」「先端技術」「イノベーション」を幅広い年代層に講義。2019年に至るまで、多数の大学生に俯瞰教育を試み、多くの支持者を得る。現在、(一社)国家ビジョン研究会常務理事 日本文明・文化の研究、教育問題、革新産業、社会倫理・道徳問題に携わり、「日本再生」にむけて、“Jマインド・イノベーション”、“日本文明のダイナミズム”を提唱(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。