出版社内容情報
危機に備えよ!大規模自然災、核ミサイル、領土紛争、等々…。
危機時には、人命と組織の存亡は、リーダーの指示にかかわる。
故にリーダーには、人命と組織を守り抜く責任がある。
危機管理の手法には、共通した手順と行動がある。
この手順を理解し、行動すれば、どんな危機にも対応できる。
平常時の準備段階、危機に直面した時、危機が収束に向かった時、リーダーはいかに行動すべきか。
組織と基盤作り、情報、意思決定、計画化、訓練、対処行動、リスク・コミュニケーション、教訓反映など、具体的な手法とノウハウを網羅し、分かりやすく解説する。
危機管理力向上の必読書!
はじめに
第1章 危機管理とは?
1 リスク・マネジメントとクライシス・マネジメントは違うが危機管理の重要性は変わらない
2 危機管理意識の薄い日本人
3 「馬鹿な大将、敵より怖い」
4 個人の危機管理
第2章 危機が「起こる前」の用意と心構え
1 「目標」の設定
2 組織を作る―どのようにして危機対処チームを作るか
3 情報業務における経営者側の責任
第3章 計画を立てる
1 計画の効果と準備段階のサイクル
2 目的の理解と目標の分析
3 危機シナリオを描く
4 計画を作る
第4章 どのように訓練を管理するか
1 訓練管理のサイクル
2 訓練目的と目標の分析
3 訓練計画の作成
4 訓練環境の整備と訓練準備
5 訓練の段階的な積み上げ
6 判断力を鍛えるための図上シミュレーション
7 コストとリスクを伴うが効果も大きい実動訓練
8 精度は高いがコストと手間のかかるコンピューター・シミュレーション
9 効果的な訓練直後の意見交換会
10 教訓の抽出と普及のためには
11 リアルな訓練を行うためには
12 命令の出し方、伝え方
第5章 危機発生! その時情報業務をどう動かすか
1 危機時の情報要求の出し方と情報の整理
2 危機時に常に収集すべき共通的な情報要求
3 危機時の情報業務のポイント―収集努力の集中とトップへの速報
4 危機が外部にあるときの情報収集
5 危機が内部にあるときの情報収集
6 情報の分析と綜合
7 兆しを見抜く
第6章 危機発生! 被害を最小限にとどめるマネジメント
1 初動対処
2 被害局限
3 応急復旧
4 本格復興
第7章 コミュニケーターとヒストリアン
1 部外者への対処―コミュニケーターの役割
2 教訓をどう生かすか―ヒストリアンの役割
第8章 リーダーシップ
1 ひとりのリーダーの判断に従って動く―平常時からの切換え
2 規律の維持
3 危機時のリーダーに求められる智と勇
4 危機時のリーダーと平常時のリーダー
第9章 日常生活の中でのひとりひとりの「危機管理」術
1 どう自分の身を守るか
2 組織の危機管理の共通原則に基づく行動計画
3 訓練の実施
4 災害以外のリスク
おわりに
主な参考文献
矢野義昭[ヤノヨシアキ]
著・文・その他
内容説明
大規模自然災害、テロ、核ミサイル、領土紛争…危機管理の手法には、共通した手順と行動がある。平常時の準備段階、危機に直面した時、危機が収束に向かった時、リーダーはいかに行動すべきか。組織と基盤作り、情報、意思決定、計画化、訓練、対処行動、リスク・コミュニケーション、教訓反映など、具体的な手法とノウハウを網羅し、分かりやすく解説する。
目次
第1章 危機管理とは?
第2章 危機が「起こる前」の用意と心構え
第3章 計画を立てる
第4章 どのように訓練を管理するか
第5章 危機発生!その時情報業務をどう動かすか
第6章 危機発生!被害を最小限にとどめるマネジメント
第7章 コミュニケーターとヒストリアン
第8章 リーダーシップ
第9章 日常生活の中でのひとりひとりの「危機管理」術
著者等紹介
矢野義昭[ヤノヨシアキ]
昭和25年生まれ、京都大学卒。陸上自衛官として、災害派遣に参加、大規模震災対処演習、日米共同演習などを企画実施。第1師団副師団長兼練間駐屯地司令などを歴任、小平学校副校長をもって退官(元陸将補)。在職間から、安全保障や危機管理の実務、現場の経験を積み、危機管理手法について理論面でも研究。元拓殖大学客員教授、現在、岐阜女子大学客員教授、東京工業大学客員講師。拓殖大学博士(安全保障)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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