内容説明
奪い合いではなく、分け合う未来へ―。水の流れが人の集団を形成し、人の集団の中で水の分配が決められる。バリ島の伝統的水利組織スバックの水管理を学びつつ、スラウェシ、トルコ、そして日本へ。コミュニティと共に望ましい水管理のあり方を探る。フィールドに乗り込んだ研究の全成果。人類にとってかけがえのない水資源、その管理のための人類の叡智。
目次
序章 望ましい水資源管理のありかたを求めて
第1章 水と生きる―地域社会の変容と水をめぐる価値・認識の変遷
第2章 水を使う―農業と水利用の実態
第3章 共に創る―新たな管理の在り方を探して
第4章 地域の未来可能性
終章 科学と社会のあり方
著者等紹介
窪田順平[クボタジュンペイ]
総合地球環境学研究所研究推進戦略センター教授。京都大学大学院農学研究科林学専攻博士課程修了。農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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