- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(日本)
内容説明
陶器や金物、野菜など日用品を素材とした一式造り物、物語や芝居の一場面を再現する人形造り物など、近世中期から現代までの多種多様な事例を紹介。自然の模倣として、都市空間の娯楽として造られる、その場限りの民衆芸術の諸相を探る。
目次
第1部 造り物の民俗行事概説―西日本と東日本(造り物概観―西日本を中心に;民俗行事の造り物―一式と人形の趣向)
第2部 民俗行事の造り物(造形伝承と造り物―ハレのかたちに対する民俗学の視角を巡って;山鉾の造形的展開―形成期の祇園会山鉾をめぐって;囃されない笠鉾―八代妙見祭の笠鉾について;法勝寺一式飾りの趣向とその変化)
第3部 近世都市(三都と名古屋)の造り物(大坂の臨時祭礼と造り物―開帳・正遷宮・砂持;京都の造り物―江戸時代の資料紹介を中心に;江戸の人びとにとっての造り物―江戸の「造り物」の基礎的考察;近世後期の名古屋の祭礼趣向と造り物・仮装)
第4部 造り物展開の諸相(盆栽考;五月飾りの変遷に関する研究―人形と幟を中心として;「時代の産物」としての細工見世物と造り物―ひとつのエポックを考える;ショーウィンドウの中の美人―造り物・生人形・マネキン嬢)
著者等紹介
福原敏男[フクハラトシオ]
武蔵大学人文学部教授、国学院大学大学院講師。博士(民俗学)。専門は日本民俗学・日本文化史
笹原亮二[ササハラリョウジ]
国立民族学博物館民俗文化研究部・総合研究大学院大学文化科学研究科教授。博士(歴史民俗資料学)。専門は民俗学・民俗芸能研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。