霊魂の文化誌―神・妖怪・幽霊・鬼の日中比較研究

霊魂の文化誌―神・妖怪・幽霊・鬼の日中比較研究

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  • サイズ A5判/ページ数 338,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585230021
  • NDC分類 387
  • Cコード C1039

内容説明

初の日中比較研究で解明した霊魂の怪異。著者三十年の成果。神・妖怪・幽霊・鬼は霊魂の働きによる怪異現象である。人間と自然の霊魂が相互に交流しながら怪異を生む。日本と中国の古代から現代までを大観した霊魂の文化誌。ここでかんがえようとしている神・妖怪・幽霊・鬼などは、すべて霊魂の働きまたは存在形態である。もっと厳密にいうなら、霊魂が、とりまく自然環境は人間環境に反応して生み出す現象である。本書は、日本・中国、ときに朝鮮をも視野におさめ、「霊魂」の共通性と異質性を追求した東アジア伝統文化研究である。

目次

霊魂・神・精霊
妖怪と幽霊
中国の神観念
日本の神観念
中国の妖怪
日本の妖怪
日中妖怪観の比較
中国妖怪の形成―鋪首
日本の幽霊
日本人の他界観
祖霊信仰
幽霊の可視化
怨霊化する幽霊
地獄観の日本的変容
幽霊と妖怪の交錯
日本的幽霊像の形成
近世の幽霊
中国の幽霊

まとめ―日中の幽霊観

著者等紹介

諏訪春雄[スワハルオ]
1934年生まれ。学習院大学名誉教授、文学博士。民族文化の会代表、前国際浮世絵学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とまる

0
元を同じくするモノ、似て非なるモノを擦り合わせることで曖昧だったものが見えてくる。俯瞰的に日中を比較しつつ 細かい語源や少数民族間の比較もされているので、分かりやすいのに「どこかで聞いた感」が少ない。本当に、信仰というのは正史以上に時代を反映していると言っても良いかも、と あらためて感じさせられた。2011/11/15

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