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内容説明
変容し続ける現代社会を、民俗学・文化人類学はどのように捉えることができるのか。文化の伝承は、どのように記録・記憶・保存され、未来に向かうのか。都市化の拡大や、民俗・民族文化の継承、発展、人と人のつながりの変化など、諸地域の社会と生活、文化を取り上げ、グローバル化が拡大する東アジアの現在を見つめなおす。
目次
序 民俗から考える東アジア世界の現在―資源化、人の移動、災害
1 日常としての都市の生活を考える(生活革命、ノスタルジアと中国民俗学;科学技術世界のなかの生活文化―日中民俗学の狭間で考える)
2 文化が遺産になるとき―記録と記憶、そのゆくえ(国家政策と民俗文化―トン族の風雨橋を中心に;台湾における民俗文化の文化財化をめぐる動向 ほか)
3 越境するつながりと断絶―復活と再編(“記憶の場”としての族譜とその民俗的価値;「つながり」を創る沖縄の系譜 ほか)
4 グローバル時代の民俗学の可能性(グローバル化時代における民俗学の可能性;「歴史」と姉妹都市・友好都市 ほか)