アジア遊学<br> 関ヶ原はいかに語られたか―いくさをめぐる記憶と言説

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関ヶ原はいかに語られたか―いくさをめぐる記憶と言説

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  • サイズ A5判/ページ数 213p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784585226789
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C1321

内容説明

関ヶ原の戦いとは慶長五年九月十五日の合戦のみをさすものではなく、秀吉政権後の体制を巡り、全国各地で石田方・徳川方に別れて行われたいくさのことである。この戦いのイメージは、文学・演劇・屏風・絵巻など様々なメディアによって表象され、伝えられてきた。歴史学と文学研究の成果を踏まえ、虚像(文学および美術)を中心に武将の銘々伝的アプローチを行い、この多様な語りの諸相を整理し、関ヶ原の戦いのイメージの形成過程を明らかにする。

目次

序文 関ヶ原の戦いのイメージ形成史
石田三成―テキスト批評・中野等『石田三成伝』
小早川秀秋―大河内秀連著『光禄物語』を中心に
大谷吉継―軍師像の転変
小西行長―近世の軍記から演劇まで
島左近―『常山紀談』の逸話などから
吉川広家―「律儀」な広家像の形成と展開
安国寺恵瓊―吉川広家覚書と『関ヶ原軍記大成』を中心に
黒田長政―説得役、交渉役として
関ヶ原合戦と寺社縁起
福島正則―尾張衆から見た関ヶ原の戦い
加藤清正―関ヶ原不参加は家康の謀略によるものか?
島津義弘―島津退き口の歴史叙述をめぐって
伊達政宗―近世軍書に描かれたその姿の多様性
徳川家康―天下太平への「放伐」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金監禾重

5
「実像に迫る」というシリーズがあるが、真逆。実像から離れることで、日本の文化や心性を分析する足掛かりになる。著者の多くは軍記を題材とするが、時期、検閲されやすい刊本とされにく手写本、あるいは演劇、そして江戸と上方など、流通環境や地域差で様々にイメージが変化する。江戸時代と明治時代で多くの人物の評価が転換したように、同じ江戸時代でも作り手・受け手集団の嗜好によって、あるいは幕府の圧力の強弱によって多様なイメージがあった。2022/11/24

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