アジア遊学<br> もう一つの古典知―前近代日本の知の可能性

個数:

アジア遊学
もう一つの古典知―前近代日本の知の可能性

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月30日 05時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784585226215
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C1391

内容説明

かつての日本では「古典」に対する「知」を紐帯とする文化圏が公家・寺家・武家を中心に形成されていた。それらは、漢詩文・和歌の詠作やそれにともなう本文研究・註釈といった学的営為の中で連綿と継承されていった。しかし、そのような「正統」とされる「知」が形作られる一方で、新たな文化圏を形成する知の蠢動があった―これらの「もう一つの古典知」が、中世・近世社会をどれだけ豊穣にしていったのか、さらに、近代日本にどのような影を投げかけたのか。多面的な「知」の諸相やダイナミックに変容する「知」のありようを照射することで、豊穣なる日本の知の動態を捉える。

目次

序言 もう一つの古典知への誘い
中世日本と複数の公共圏
日羅渡米説話からみた聖徳太子伝の「古典知」
「師子」と幸若舞曲―『元徳二年三月日吉社并叡山行幸記』を始点として
楊貴妃の双六―幸若「和田酒盛」の世界
褻の和歌と「俳諧」―『再昌草』の贈答歌を読む
鷹書における恋と女の秘伝―『女郎花物語』を端緒として
ゴシップの公共圏
元和版『下学集』と『太平記鈔』―近世極初期辞書の増補資料の一端と「もう一つの古典知」同士の交叉をめぐって
「太平記」を纏う物語の展開―実録『慶安太平記』を軸として
異国戦争を描く歴史叙述形成の一齣―“薩琉軍記”の成立と享受をめぐって
江戸時代の西本願寺と出版
雑纂という形式―近世真宗における絵解き本と図会物
紀州藩蔵書形成の一側面―伴信友と長沢伴雄
古典知としての近世観相学―この不思議なる身体の解釈学
幕末明治のかわら版と公共性

最近チェックした商品