内容説明
文化財を守り、伝えていくために―。人々の社会的営みのなかで保存継承されたモノや技術、生活の歴史の痕跡が残された環境や土地…我々の周辺には幾多の文化財が存在している。それらはただ成り行きで現在に伝わってきたわけではない。その保存には地域と伝統文化の在り方が深く関わっている。それでは我々はそれら文化財に対し、どのようにアプローチしていくことができるのか。文京区民による文化財への取り組み“文の京地域文化インタープリター”を学び、地域住民や行政による文化財保護・活用のこれからを考える。
目次
1 総論(社会事業としての文化財保護;文化財の価値とその保存 ほか)
2 地域と文化財―インタープリターの養成と文化事業(文の京地域文化インタープリター養成講座の運営;インタープリターの将来構想 ほか)
3 調査研究の成果と課題(江戸の真言宗―新義を中心に;江戸図にみる江戸町の成長―特に西北部に焦点を合わせて ほか)
4 パネルディスカッション(インタープリターの将来を考える)
著者等紹介
渡邊明義[ワタナベアキヨシ]
元東京文化財研究所所長・一般財団法人世界紙文化遺産支援財団紙守代表理事。専門は文化財学、美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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