出版社内容情報
日本の「武士道」と西洋の「騎士道」は、一般に想像される以上に驚くほど似通った変遷をたどった。
「文武両道」の体現者=宮本武蔵のなかで、不敗の剣と孤高の芸術は如何にしてむすばれたのか―。
武蔵の代表的名画を中心に豊富なカラー図版を散りばめ、世界的視野から「ルネサンス的巨匠」武蔵像を浮かび上がらせる。
内容説明
武蔵芸術の傑作、鬼気せまるその最晩年の自画像を世界初公開。不敗の剣と孤高の芸術は如何に結ばれたか、その秘密を解明。武士道と騎士道の対話の偉大なシンボルとしての武蔵を顕彰。
目次
三期にわたる共時的対話―序に代えて
第1章 武蔵、遅参せず!
第2章 「アルチスト・ゼン」ムサシ
第3章 兵法、逝き去りて、絶えず
第4章 武蔵、パリに見参
後記 マルローとともに
付録
著者等紹介
竹本忠雄[タケモトタダオ]
1932‐。文芸評論家、筑波大学名誉教授、コレージュ・ド・フランス元招聘教授。古い武家の末裔。東京大空襲を経験。アンドレ・マルローの研究家・国際的に著名。反日に対応する日本文化防衛戦を提唱し、率先、パリでその範を示すとともに、皇后陛下美智子さまの御歌を仏訳出版して広く感動を喚起した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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