陸軍中将 樋口季一郎の遺訓―ユダヤ難民と北海道を救った将軍

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陸軍中将 樋口季一郎の遺訓―ユダヤ難民と北海道を救った将軍

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  • サイズ 46判/ページ数 532p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784585222736
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1020

出版社内容情報

シベリア出兵から大東亜戦争末期に至る日本の迷走を、情報将校として身をもって体験した樋口将軍によって密かに書き溜められていた苦闘の歴史が明らかになる。

内容説明

ハルビン特務機関長としてナチス・ドイツから満州に逃げてきた多数のユダヤ難民を救い、北方軍司令官としてキスカ島奇跡の撤退を指揮し、第五方面軍司令官としてスターリンの北海道占領計画を阻止した樋口季一郎中将が秘かに書き溜めていた厖大な記録の初公刊。

目次

樋口季一郎の生涯と活動
第1章 北方情報業務に関する回想
第2章 私の軍人としての最終章
第3章 世界大戦記
第4章 北方領土の問題
第5章 古き日露関係小史
第6章 戦後の樋口季一郎

著者等紹介

樋口隆一[ヒグチリュウイチ]
1946年東京生まれ。音楽学者・指揮者。明治学院大学名誉教授。DAAD友の会会長。音楽三田会会長。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒、同大学院博士課程在学中にDAAD奨学生としてドイツ留学。テュービンゲン大学でG.フォン・ダーデルセンに師事。1979年、バッハのカンタータに関する研究で同大学哲学博士。A.スムスキーに指揮法を師事し、シュトゥットガルト聖母マリア教会で合唱指揮者を務めた。帰国後、音楽学者、指揮者、評論家として多彩な活動を展開。2000年、明治学院バッハ・アカデミーを設立し、芸術監督に就任。1988年、京都音楽賞研究評論部門賞、1989年、辻荘一賞、2002年、オーストリア学術芸術功労十字賞、2015年、ドイツからテオドル・ベルヒェム賞を授与された。2007~12年、国際音楽学会日本代表理事、2012~17年、同副会長。2017年、第20回国際音楽学会東京大会組織副委員長・プログラム委員長(日本政府観光局国際会議開催貢献賞受賞)。樋口季一郎将軍直系の孫(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

元吉

3
★★★★☆ 陸軍中将・樋口季一郎の軍歴と戦後に書き綴った私感集を孫の隆一氏が本にした。彼の功績は、満州でのユダヤ難民の人道的処理、キスカ島からの守備隊救出、終戦間際のソビエト侵攻から北海道を守ったという3点である。冒頭の94頁が隆一氏の解説であり、それだけでも十分に伝わる。残りの約400頁が季一郎氏が戦後書き綴ったの私感であり、武官として欧州駐在、北守南進か北進南守か、戦闘の回想、関わった人物の回想、義経チンギスハン説、樺太固有領土論、ロシア人論、日本国憲法論への憂いなど多岐にわたり思いを綴っている。2021/04/14

おち

1
私には難しくてなかなか読み進められなかったが、ロシアは酷いと、改めて思った。 日本を守ってくださった方々に感謝して、私も靖國神社にお参りに行かなくてはと思います。 この本を読んで、すっかり忘れていたが子供の頃に観たキスカ島撤退の映画を思い出した。 当時ドキドキして観た事と、撤退に気づかず無人のキスカ島へ大量爆撃を続けた米国軍に、日本軍は恐れられていたんだなぁと誇らしく思ったなと。 樋口季一郎中将が司令官だったのかと、恥ずかしいが知らなかった。 2022/07/02

まっちゃん2

0
数少ない帝国陸軍のパーフェクト戦3つに関与した樋口閣下の、回顧録的一冊。すごみがあります。戦後の憲法と教育などに関する見解は今でも新鮮に響きますが、悲しいかなその課題は殆ど解決しておりません。2021/06/03

Masao Nagano

0
数少ない帝国陸軍のパーフェクト戦3つに関与した樋口閣下の、回顧録的一冊。すごみがあります。戦後の憲法と教育などに関する見解は今でも新鮮に響きますが、悲しいかなその課題は殆ど解決しておりません。2021/06/03

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