出版社内容情報
ポルトガルの植民地、東西貿易の継承地、キリスト教布教の拠点として栄え、いまや教会や歴史遺産、カジノやモータースポーツで世界的観光地となったマカオ。アヘン戦争などによって世界史がおおきく揺れた18~19世紀のマカオを描く版画・水彩画・写真などから当時のマカオの光と影を読み解くとともに、その未来像を探る。
Macau was a Portuguese colony
内容説明
マカオ返還20周年。失われたマカオの極彩色の姿がフルカラーでよみがえる。ポルトガルの植民地、東西貿易の継承地、キリスト教布教の拠点として栄え、いまや教会や歴史遺産、カジノやモータースポーツで世界的観光地となったマカオ。アヘン戦争などによって世界史がおおきく揺れた18~19世紀のマカオを描く版画・水彩画・写真などから当時のマカオの光と影を読み解くとともに、その未来像を探る。
目次
1 図版(海と都市;人びとの生活;外国人の表象;宗教;香港 ほか)
2 解説(ダーウェント・コレクションと私;マカオの歴史と重要性―香港および中国との関係という視点から;近代の日本とマカオ、そしてポルトガル―香港および中国との関係という視点から;19世紀のマカエンセの暮らし;アジアにおけるキリスト教とマカオ)
結語(絵画から写真へ―ダーウェント・コレクションの意義とマカオ・イメージの変容)