日章旗のもとでユダヤ人はいかに生き延びたか―ユダヤ人から見た日本のユダヤ政策

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784585222606
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C1020

出版社内容情報

近代の日本人とユダヤ人との関係を詳細に記載。
同盟国ナチスの要求に反して、第二次大戦中に杉原千畝や樋口季一郎は4万人のユダヤ人を救出した。その行動や言説に関する記録・資料をユダヤ人研究者が繙き、日本の対ユダヤ人政策の実態を明らかにする。

内容説明

四万人ものユダヤ人の命を救った日本。イスラエルとの末長い親善友好のために知っておくべきこと。

目次

ユダヤ人が初めて出会った日本
二十世紀初頭の日本
日本人のユダヤ人観―神秘性とデマと畏怖について
ナチスの台頭と日本(一九二〇~三〇年代)
日本のユダヤ専門家
満州のユダヤ人と日本(一九三一~)
パスポートとビザ―日本のユダヤ人難民政策(一九三五~一九四一)
日本統治下の上海
アジア各地のユダヤ人―日本の占領軍政
日本人の「正義の人」―杉原千畝の真実
戦時中の日本に
戦時中の日本に住んだユダヤ人
日独関係における「ユダヤ問題」(一九三六~一九四五)
ホロコーストと日本―日・イスラエル関係の中で

著者等紹介

メッツィーニ,メロン[メッツィーニ,メロン] [Medzini,Meron]
ヘブライ大学名誉教授。江戸末期から明治初期にかけての日仏関係に関する研究で博士号(ハーバード大学)取得。著書「ゴルダーAの政治伝記」(2010)はイスラエル首相賞を受賞。日本近代史やイスラエル外交に関する著作・論文多数。また、1962年から1978年の間イスラエル政府広報局長として歴代イスラエル首相(レヴィ・エシュコル(1966~1969)、ゴルダ・メイア(1973~1974)及びイツハク・ラビン(1974~1975))のスポークスマンを務めた。2016年日本政府から旭日中綬章を受章

水内龍太[ミズウチリュウタ]
1983年外務省入省、オーストリア、タイ、イスラエル、ドイツに在勤経験。国際情報局分析第一課長、内閣官房内閣衛星情報センター分析部長、在デュッセルドルフ総領事等を歴任。2019年9月より駐ザンビア日本国大使。イスラエル在勤中(2004~2007)にテディ・カウフマン氏(ハルビン・ユダヤ人社会指導者アブラハム・カウフマン博士の子息)、ウィーンから「樋口ルート」で脱出したユダヤ人の子息等と交遊し、杉原千畝や樋口季一郎に関する研究をヘブライ大学やウィーン大学で発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mitsuhito Shiraha

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民族差別の本質とは近親憎悪、汝の隣人が憎いのだと思い至る。近くにいるから邪魔に思うのだ。本書にあるように1930年代の日本人にとってユダヤ人は未知の存在であり、隣人ではない遠い存在だった。 後半、熱のこもったイスラエルの存在意義論に転換、そこはテーマからずれるものの戦時中敢然とユダヤ人音楽家を保護したエピソードなど、資料として興味深い。2020/12/28

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