発見!ユダヤ人埴輪の謎を解く

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784585222521
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報

高い帽子、伸びた髭、豊かなもみあげをもつユダヤ人埴輪が多数出土している。
それは秦氏一族である。
形象学・遺伝子学・文献学から実証解明する。

戦後、日本文化は朝鮮・中国から来た、という考え方が研究者によって植えつけられました。
秦氏は新羅出身であるとか、中国からやって来たと、一般に考えられていますが、そうではないのです。
なぜDNA鑑定で、日本人がユダヤ人に近いD2があるのか。
それがユダヤ人埴輪の存在で、初めて跡付けられました。
どうして日本人と朝鮮、中国の文化とが異なるのか、わかったのです。

内容説明

戦後、日本文化が朝鮮、中国文化から来た、という考え方を研究者に植えつけられ、秦氏は新羅出身であるとか、中国からやって来たと、一般に考えられているが、そうではないのです。なぜDNA鑑定で、日本人がユダヤ人に近いD2があるのか。それがユダヤ人埴輪の存在で、初めて跡付けられました。どうして日本人と朝鮮、中国の文化とが異なるのか、わかったのです。

目次

第1章 人物埴輪とは
第2章 人物埴輪は東国に多い
第3章 帽子、美豆良、顎髭を持つ人物埴輪の謎
第4章 遺伝学が明らかにする日本人とユダヤ人の共通性
第5章 日本に存在したという「秦王国」
第6章 秦氏を重用した雄略天皇
第7章 千葉県・芝山古墳から見えてくる東の大国
第8章 宍犬にあった日本国
第9章 東国の真の姿
第10章 多胡羊太夫をめぐる謎

著者等紹介

田中英道[タナカヒデミチ]
1942年生まれ。歴史家、美術史家、東大文学部卒、ストラスブール大学Ph.D.。東北大学名誉教授、ローマ、ボローニャ大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamatoshiuruhashi

43
著者は美術史家にして日本古代研究家とでも言えばいいのだろうか。一見、トンデモ本のようにも思えるが、丹念に資料を追い積み重ねた考察でもあるようだ。DNAを分析すれば日本人の多くは支那大陸、朝鮮半島の人々と異なりむしろユダヤ系であるという最新科学のDATAの提示もある。その上で帽子を被り美豆良を持つ埴輪はユダヤ人の伝統的主張の姿と一致すると言われればなるほどとも思える。夢あって面白い。2020/05/03

軍縮地球市民shinshin

16
この表紙写真の人物埴輪が、著者曰くユダヤ人を模したものだという。著者曰くユダヤ人が古代に大量に押し寄せ、関東に定住し後に西日本の移動して秦氏になったという。秦氏は景教(キリスト教ネストウリウス派)であってユダヤ教徒ではないと思うのだが。。。最初に人物埴輪=ユダヤ人という前提で議論を進めているから史料読解も全部そう思えてくるのだ。トンデモ本によくあるケースだ。ユダヤ人と日本人のDNAが近いということが書かれているが、だからといってユダヤ人が古代日本に来た証拠にはならないだろう。まぁ「物語」としては面白いか。2019/10/31

新父帰る

12
正直物足りない感が残った。ユダヤ人埴輪を前提に渡来人としての秦氏一族を語る趣旨だったようであるが、秦氏について、期待したほどの深堀もない。著者の推論と感想が織り交ざった感じで、文献的史料の根拠も他の研究者の引用するだけで明確な説明に掛けているという印象だ。秦氏一族の研究ならば既に多くの著書が出ているので、もう少し埴輪に焦点を当てて、じゅっくり取り組まれたら良かったのではないか。司馬遼太郎だったかは忘れたが、秀吉から命じられて家康が関東に移るときにユダヤ人が既にたくさんいたということを思い出した。2019/11/12

スプリント

10
確かに一部の埴輪はユダヤ人やアーミッシュの人たちを模したように見えますね。 人物埴輪が関東に集中していることが不思議です。どういうルートで渡来したのだろう。2020/10/05

きーよ

5
「人物埴輪が東日本に多く(事実)、しかも武人像の多くは「鍔のある尖んがった丸い帽子を被り鼻梁が高く顎髭を生やし耳の横の髪にカール(美豆良/みずら)がある(表紙画像、事実)、これらは古くからのユダヤ民族の容貌の特徴」ーと知れば多いに混乱してしまう。美術研究家にして日本古代史の風雲児田中英道氏が、日本人DNAと地中海の人々が近縁で、アジア近辺とは異質の理由や、ユダヤ人帰化論、秦氏の源流など、成程と思わせる衝撃的説明を展開する。インターネットで芝山埴輪博物館、ユダヤ人埴輪の老若男女が微笑を浮かべて列んでいた。2020/03/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14533082
  • ご注意事項