昭和天皇の苦悩 終戦の決断―昭和20年1月~昭和20年8月

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  • サイズ B40判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784585222378
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0021

内容説明

東京大空襲の惨状を極秘に視察した昭和天皇。日本が崩壊しようとするとき、はたしてはなにを思ったのか。終戦の決意に至った、その深奥をたどる。

目次

1 昭和二十年一月~三月(空襲警報下の四方拝;最後の観兵式 ほか)
2 昭和二十年三月~五月(運び出された皇后非常金;皇居炎上)
3 昭和二十年五月~六月(おたたさまの憂鬱;「松代大本営へは行かぬ」 ほか)
4 昭和二十年五月~八月(「天皇は自決されよ」;戦う宮さま ほか)

著者等紹介

加瀬英明[カセヒデアキ]
1936年東京生まれ。外交評論家。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長。1977年より福田・中曾根内閣で首相特別顧問を務めたほか、日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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田中峰和

6
3度も首相を務めた近衛文麿は、戦争終結を天皇に上奏したが無駄だった。彼が自己保身にこだわる天皇に戦争放棄を迫ったのは赤色革命への恐怖から。一時的にでも戦局を有利に展開すれば、国体護持が可能と考えた天皇の優柔不断が大都市の空襲と原子爆弾による国民の死を招いた。天皇の悪あがきは続き終戦1か月前には、近衛をソ連に派遣してスターリンに連合国との和平の仲介を依頼させようとした。天皇が自決すれば国民を守れるという本音を伝えられなかった近衛。戦後は憲法改正に意欲を見せた彼がA級戦犯に指定され服毒自殺したのは残念だ。2019/09/22

10538jeff

0
「彼ら(注:軍人たち)には「生きる勇敢」さはなかったが、「死ぬ安易な勇気」だけはふんだんに持っていた。」(p.186)2019/08/01

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