内容説明
アジア地域の歴史文献95万冊を有する世界に誇る東洋学の拠点、東洋文庫。その蔵書形成の基盤には、ひとりのジャーナリストの存在があった―清末民国初という激動の時代を中国で過ごし、東アジアと世界をつないだG.E.モリソン。各地に残された資料、書籍を中心とした比類なきコレクション、そして近年研究の進展を見せる貴重なパンフレット(小冊子)類を紐解くことにより、時代と共にあった彼の行動と思考を明らかにし、東洋文庫の基底に流れる思想を照射する。
目次
座談会1 モリソン文庫の来歴と魅力
第1部 東アジアのなかのモリソン(モリソンとその時代;朝河貫一とモリソン;二十一ヵ条要求とモリソン)
第2部 モリソンパンフレットの世界(モリソンとパンフレット・コレクション;上海、黄浦江を掘る(一九〇七~一九一〇)―モリソンパンフレット内資料の位置づけ
アヘン問題とモリソン)
座談会2 モリソンパンフレットの世界
著者等紹介
岡本隆司[オカモトタカシ]
東洋文庫研究員・京都府立大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- おくりものコンシェルジュ 1 カドカワ…