内容説明
鎖国政策の例外としてオランダ貿易船が入港していた長崎。文化・知識の集積地であった江戸。西洋医学が振興した米沢・亀田・庄内の東北各藩。当時の最先端知識であった蘭学を軸に、近世における新文化の伝播の諸相を考察する。
目次
1 直江兼続と医療(医書の収集;兼続の手抄本と騰写本)
2 上杉鷹山の指導のもとに(藩医の遊学を奨める;採薬師佐藤平三郎を招く ほか)
3 堀内家文書を読み込む(鷹山の膝痛、治広の足痛;赤湯温泉と鷹山・忠意・素堂、そして ほか)
4 阿蘭陀通詞と東北(阿蘭陀通詞中山氏と庄内藩医中山氏;鶴岡中山家文書 ほか)
著者等紹介
片桐一男[カタギリカズオ]
1934年(昭和9年)、新潟県に生まれる。1967年、法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士課程単位取得。現在、青山学院大学文学部名誉教授。文学博士。洋学史研究会会長。専攻は蘭学史・洋学史・日蘭文化交渉史。主な著書に『阿蘭陀通詞の研究』(吉川弘文館、角川源義賞)、『蘭学家老鷹見泉石の来翰を読む―蘭学編―』(岩波ブックセンター、ゲスナー賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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