内容説明
ヒト・モノ・情報などの移動・交流・伝達を司り、国家経営の要諦をなす道路・交通制度。古代東アジアにおける大型計画道路の画期として知られ、近年その発掘調査により実相が明らかになりつつある秦の直道を中心に、古代東アジア諸国の道路構造や道路網、交通制度などを多角的に分析することで、「道路」そして「交通」の歴史的意義を解明する。
目次
序言―古代東アジアの道路と交通
第1部 古代の直線道路・東アジアの視角(東アジアの古代道路―世界的視圏から;中国古代道路史概観 ほか)
第2部 中国唐代の道路・交通(北宋天聖令からみる唐の駅伝制;唐日伝馬制小考 ほか)
第3部 諸国の交流と道(渤海の交通路;古代韓半島の道路と国家 ほか)
第4部 古代日本の道と制度(日本における直線道路の成立;畿内における計画道路網の形成過程 ほか)
著者等紹介
鈴木靖民[スズキヤスタミ]
國學院大學文学部教授、古代交通研究会会長。専門は日本古代史、東アジア古代史。文学博士
荒井秀規[アライヒデキ]
藤沢市教育委員会・学芸員。専門は日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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