感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Junpei Ishii
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『実践考古学GIS』の編著者による続編とも思える内容ですが、「GISを使ってみました」という段階ではなく、個別研究の統合手段として必然的にGISという道具が選ばれた、という印象。 個別研究の対象は、日本の縄文集落や弥生集落、中国長安城、シルクロードの都市遺跡など一見ばらばらにみえるが、ユーラシアの多様な文化を共通の手法で調査することによって、ユーラシアの広大な「歴史空間を読む」ことに成功している。 結論を共有するのではなく、方法を共有することで、個別研究が見事に統合されている。2012/12/08
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- 和書
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