浄土真宗と近代日本―東アジア・布教・漢学

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  • サイズ A5判/ページ数 551,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585210320
  • NDC分類 188.72
  • Cコード C3015

内容説明

幕末期、外国船来航および開国にともない、キリスト教のカトリック・プロテスタントが流入した。浄土真宗の僧たちは、香港や上海で出版された漢訳洋書・聖書などを参考にして排耶論を構築、排耶書を執筆し、咸宜園をはじめとする漢学塾等で、最新の国際情勢やキリスト教に関する情報を得るだけでなく、人脈を活かし明治新政府との関係構築の上で大きな役割を果たした。当時の浄土真宗がおかれた状況を、東アジアという広い視点で、政治との関わり、漢学が僧侶の学問と人脈形成に果たした役割、海外布教の実態と現地における交流について検討した一冊。

目次

論文篇(浄土真宗と政治;浄土真宗と漢学;排耶論と仏教近代化;海外布教と文化交流)
附録 資料篇

著者等紹介

川邉雄大[カワベユウタイ]
二松学舎大学非常勤講師・法政大学沖縄文化研究所国内研究員。専門は、近代日中文化交流史・日本漢文学。二松学舎大学大学院文学研究科博士後期課程中国学専攻修了。博士(文学)。平成24年、咸宜園教育顕彰事業(大分県日田市・同教育員会主催)学術研究部門・優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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