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内容説明
東アジアの知の遺産、古典籍。なかでも医学・本草学・農学・科学に関する書物は、人びとの社会・生活に密着するものとして広く流通・展開し、大きな一群をなしている。これまで総合的に論じられることのなかった東アジアにおける情報伝達と文化交流の世界を、地域・文理の枠を越えて考究する画期的論集。
目次
第1部 医学(日中韓越の医書流通と医学体系の形成;『福田方』『悲田方』の構成と復元の可能性 ほか)
第2部 科学(『新製霊台儀象志』の受容;テキストの鏡影―抜粋本と清初の暦算学 ほか)
第3部 博物(経学註釈と博物学の間―江戸時代の『詩経』名物学について;近世中国知識人の博物学の再構築―方以智『通雅』と『物理小識』を中心に ほか)
第4部 人と書物(平賀源内伝の再検討―『平賀実記』を中心に;洋学者・柴田収蔵と江戸の本屋 ほか)
著者等紹介
陳捷[チンショウ]
1963年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は中国古典文献学・書物交流史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。