ライブラリーぶっくす<br> 図書館の日本史

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図書館の日本史

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784585200673
  • NDC分類 010.21
  • Cコード C0000

出版社内容情報

日本人の隣にはいつも本があった―図書館はどのように誕生したのか?
歴史上の人物たちはどのように本を楽しみ、収集し、利用したのか?
寄贈・貸出・閲覧はいつから行われていたのか?
古代から現代まで、日本の図書館の歴史をやさしく読み解く、はじめての概説書!

序章 「図書館」とは何か

第一章 古代の図書館
 第一節 図書の誕生と図書館の起源
 文字の誕生/さまざまな記録メディア/「図書」とはなにか/「図書」の語義/紙の発明と伝播/日本への文字の伝来/日本への図書の伝来/
 第二節 飛鳥時代の図書館
 大和政権の成立/聖徳太子と図書館/最初の図書館?・「書屋」/大化改新と律令の編纂/図書館の誕生
 第三節 奈良時代の図書館
 律令体制の確立/図書寮/図書寮の職制/図書寮の貸出・閲覧/女官の図書出納係・書司/文殿/大学と国学/大学・国学の蔵書/情報センターとしての経蔵・写経所/蔵書家・橘奈良麻呂/蔵書家・石上宅嗣/古代の図書館・芸亭/宴会場としての図書館
 第四節 平安時代の図書館
 律令体制の崩壊/図書寮の衰退/大学・国学の衰退と私学の興隆/「先例重視」の貴族政治/菅原氏の紅梅殿/大江氏の江家文庫/安元の大火による書籍の被害/日記の家/藤原道長・頼通父子の漢籍蒐集/藤原頼長の書籍蒐集と読書/日記の家としての頼長の行動/頼長の「宇治文蔵」/『玉葉』にみる、九条兼実の図書の貸借
 第五節 古代の図書館のまとめ

第二章 中世の図書館
 第一節 鎌倉時代の図書館
 貴族の没落/貴族文庫/寺院と出版活動/寺院文庫/経蔵/武士の台頭/武家文庫/名越文庫/長井氏・二階堂氏の文庫/金沢文庫/北条実時の書籍蒐集/公開型図書館・金沢文庫/金沢文庫蔵書目録と蔵書印
 第二節 南北朝・室町・戦国の図書館
 動乱の時代/金沢文庫蔵書の散逸/金沢文庫は「図書館」か/足利学校/足利学校の再興と上杉憲実/初代庠主・快元/戦国期の足利学校/足利学校の教育/足利学校付属文庫の蔵書/豊臣秀次の庠主「拉致」事件/近世以降の足利学校/戦国大名と書籍蒐集/大内氏の出自と版図/歴代大内氏当主の書籍蒐集/山口殿中文庫/太田道灌の静勝軒文庫/戦国大名と貴族/日記の家・山科家/山科言国と『言国卿記』/図書の貸借/図書の購入/図書の書写/図書の借用・写本製作/『言国卿記』にみる図書を核とした交流/読書の庶民への普及
 第三節 中世の図書館のまとめ

第三章 近世の図書館
 第一節 将軍の図書館
 戦乱の終結と徳川家康の文治主義/徳川家康の愛読書/出版事業開始の理由/徳川家康の出版事業/駿河文庫・富士見亭文庫/書物奉行の創設と紅葉山への文庫移転/図書館としての紅葉山文庫/紅葉山文庫の「資料」/紅葉山文庫の「職員」/紅葉山文庫の「施設」/紅葉山文庫の「利用者」
 第二節 大名の図書館
 二つの大名文庫/加賀藩前田家の尊経閣/加賀藩校明倫堂の文庫/藩校付属文庫の「利用」/館内閲覧/館外貸し出し/蔵書の取り扱い方
 第三節 国学者の「図書館」
 国学の勃興と荷田春満の「図書館」計画/本居宣長の「図書館」建設計画/身分に捉われない「図書館」の必要性/神社文庫/伊勢神宮の文庫
 第四節 庶民の「図書館」と情報ネットワーク
 出版業の確立と発達/貸本屋の隆盛/設立者・羽田野敬雄/羽田八幡宮文庫設立の経緯/公家・大名からの書籍の寄贈/文庫の利用/羽田八幡宮文庫のまとめ/蔵書の家/蔵書の家・野中家/野中家蔵書の貸借/加賀国喜多家の蔵書貸借/和算家石黒信由/蔵書貸借/貸与した人物・貸与した書籍類/借用した人物・借用した書籍/石黒家の書籍購入ルート
 第五節 近世の図書館のまとめ

第四章 近代の図書館
 第一節 明治の図書館
 「近代」という時代/福沢諭吉のライブラリーの紹介/王政復古の大号令/日本初の近代図書館・「書籍館」/「図書館」の読み方/変転する東京図書館/図書館学者・田中稲城の活躍と帝国図書館の誕生/京都府集書院/新聞縦覧所の勃興と衰退/田中不二麻呂の公立書籍館設置の提言/公立図書館の増加と衰退/第一次・第二次教育令/文部省示諭/第三次教育令・諸学校通則・小学校令/大日本教育会の公立図書館設置運動/図書館令/日露戦争の勝利と戊申詔書/地方改良運動と通俗図書館建設/内務官僚・水野錬太郎の図書館効用論/内務官僚・井上友一の図書館観/小松原訓令/佐野友三郎の活躍/江戸の蔵書家の生き残り―文人たちの趣味会/林若樹/市島春城/青年団の読書運動/明治期のまとめ
 第二節 大正の図書館
 文部省の社会教育の強化/大正期の公共図書館数の増加/東京市立図書館/青年団図書館の村立化の問題点/日本図書館協会・文部省図書館員教習所/大正期のまとめ
 第三節 昭和戦前の図書館
 図書館令改正への動き/改正図書館令の要点/図書館「附帯施設」論争/中央図書館制/「国民精神総動員」と図書館/読書会の「官製」化/昭和戦前期の図書館のまとめ
 第四節 昭和戦後期の図書館
 アメリカの初期対日占領方針とCIE/米国教育使節団の図書館改革勧告/CIE図書館/『函館市史』通史編四/図書館関係法の成立/図書館法の内容/『中小レポート』と『市民の図書館』/昭和戦後のまとめ

終章 コミュニティとしての図書館の「復活」
日本図書館史の二つの潮流
マイクロ・ライブラリーと新しいコミュニティの場

おわりに
索 引

新藤透[シンドウトオル]
著・文・その他

内容説明

日本人の隣には、いつも本があった―。図書館はどのように誕生したのか?歴史上の人物たちはどのように本を楽しみ、収集し、利用したのか?寄贈・貸出・閲覧はいつから行われていたのか?古代から現代まで、日本の図書館の歴史をやさしく読み解く、はじめての概説書!

目次

序章 「図書館」とは何か
第1章 古代の図書館
第2章 中世の図書館
第3章 近世の図書館
第4章 近代の図書館
終章 コミュニティとしての図書館の「復活」

著者等紹介

新藤透[シンドウトオル]
1978年埼玉県熊谷市生まれ。2006年筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、東北福祉大学教育学部准教授、(株)歴史と文化の研究所客員研究員。専門は図書館情報学、歴史学(日本近世史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スターライト

6
図書館史は何冊か読んだことはあるが、いずれも司書向けの専門書であり必要な知識は学べるが、正直面白みという点では劣ってしまう。本書は一般読者を想定し、なおかつ専門職の人間が読んでも物足りなさを感じさせず、バランスよく書かれている。とりわけ、施設としての図書館だけでなく、その時代の機能や利用実態を具体的なデータも使って書かれており、大変興味深く読めた。特に階層内・階層間の交流・ネットワークの成立過程には、初めて知ることばかりで驚いた。古代・中世の様子をさらに知りたくなった。2020/10/04

アオ

2
図書館はどのように誕生したのか?古代から現代まで、日本の図書館の歴史を読み解く、はじめての概説書。日本の気候のせいなのかとにかく火事が多くて古代や中世の史料が少ないのが残念。どこの国でも本をことごとく集めたいものなんだなと思った。司書課程を修得しているが金沢文庫や佐野友三郎を忘れているのは恥ずかしい。特に佐野は直接デューイに手紙を書いて勉強している熱意から感動する。明治に入り今までの日本を否定する考え方は極端だなと驚いた。戦後、西洋の図書館を取り入れているがまだまだ図書館は発展途上で進化し続けると感じる。2021/11/09

チューリップ

2
日本の図書館史についての本。何となく近代に入ってからなんだろうなと思っていたけど古代からそれらしきものがあったのには驚いた。昔は閉架式だったらしいけど全部の図書館がそれだと不便に感じて利用者増えなさそうだよなと思った。国立国会図書館は本の保存の意味もあるんだろうけどその頃の名残だったりもするのかな。2021/03/17

Mie

1
勉強用。 原文がママ載っていたところもあり、なかなか読み進むのに苦労したけど必要なところは訳があったのでなんとか。 戦後の日本図書館史しか詳しく知らなかったけど、こうしてみると明治までと戦後からで大きな分岐があったんだな…2022/01/10

がんもどき

1
図書館本。 日本の図書館史というか、図書と日本人の関わり方について聖徳太子のころから貴族、武家、庶民と続く歴史についての本だった。太平洋戦争のころからやや自由がなくなるのか。戦後は良くも悪くもアメリカの指導の下に図書館が開かれていくのが分かった。ちょっと教科書的過ぎる感じもするが、いい本だと思う。2020/07/06

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