内容説明
邪魔にされて、捨てられて…。そんなオビにも、著者・編集者たちの思いが詰まっている!書店での初めての出会いを演出するオビとコピー文。それを眺めながら読むこれまでにないブックガイド。出版業界のオビの歴史も振り返りながら、全150冊レビュー!
目次
1章 オビの話“宮武外骨から佐藤嘉尚まで”
2章 オビの値段(オビから物語を読む;オビから歴史を読む;オビから人物を読む;オビから文化を読む)
3章 オビ殿堂(賞と推薦;キャッチコピー;デザイン;オノマトペ;招待席;談話席)
著者等紹介
竹内勝巳[タケウチカツミ]
1929年、長野県中野市生まれ。國學院大學文学部卒業。横浜ペンクラブ会員、本のオビ研究会主宰。元・横浜市公立中学校校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
55
#解説歌 図書館で帯を表と裏に貼り価値の保存か腰巻大賞 原点は面白半分雑誌では宮武外骨佐藤嘉尚2016/05/22
ヒデミン@もも
49
帯が大好きで直ぐに騙されてしまうから、この本を新刊棚で見つけた時、喜び勇んで手に取った。ふむふむ。私の好みとは違い随分と高尚な本が並ぶ。けして読むことはないだろう文学作品、苦手な芥川賞作品も読んでみたくなる。読まないだろうけど。市の図書館は、数年前から帯を表紙の裏につけてくれている。とても嬉しい。中学の図書ボラでも真似してみた。帯には夢がある。本編を読んだ時に覚めるときもあれば、帯の内容を忘れて夢中になる時もあるけれど。2016/07/24
いちろく
38
著者の数万本に及ぶオビのコレクションの中から紹介する内容だけではなかった。オビをキッカケに関係事項に踏み込むタイプの書評集。私は本屋で初見の本に出会った時は、あらすじ、オビ、装丁で選ぶ事が少なくない。その分、読了後にハズレだ、と思う時もあるわけで、、、。経験的にオビに対する印象が良くない状況から読み始めた分、楽しめました。ちなみに、私は本のオビを可能な限り取っておくタイプ。2017/03/09
まま
24
もっと帯をたくさん見たかったなぁ…もちろん著者のオビの感想はとても為になったんだけど、肝心のオビが小さくてよく見えなかったりで、とにかく帯が見たい私には物足りなかった。もっと帯ばっかり(出来ればカラーで)の本ないかなぁ。2020/04/30
ルート
13
書籍には、帯がついていることが多い。著者によると、これは紙の書籍の優位な点の一つとのこと。たしかに、本をとるとき、帯が背中を押してくれることもある。表紙の雰囲気とはまた別の角度から、帯の情報は書かれている。今でこそ、ネットでレビューを読むことが当たり前になっているが、帯はレビューの始まりかもしれない。また古書においては、帯があるかないかで、価格が45万円変わるものもあるとのこと。たしかにゲームなどでも、箱、説明書、付属品アリの完品は高いようだ。付属品が増えれば増えるほど、時間経過による価値は高まるのかも。2020/11/20
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