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ささえあう図書館―「社会装置」としての新たなモデルと役割

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  • サイズ B6判/ページ数 256,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784585200390
  • NDC分類 015
  • Cコード C0000

内容説明

現代社会をささえる新たな連携モデルは、図書館から始まっている!市民は、行政との協働・寄付・ボランティアなどによって、図書館をささえ、図書館は、ビジネス支援・施設入所者や障がい者への情報提供を通して、市民をささえている。必要な人に、必要な情報を届けるために…。市民と図書館が相互にささえあう実例を紹介。これまでのイメージを覆す1冊。

目次

「ささえあう図書館」とは
第1部 利用者が図書館をささえる(市民とともにめざす「読書のまち恵庭」;離島の小さな図書館にできること―海士町中央図書館の歩み;支え合う社会をめざして―働く人々の今を支え、歴史を未来に伝えるエル・ライブラリー)
第2部 図書館が利用者をささえる(図書館は社会のセーフティネットになっているか?―「課題解決」型の図書館の視点から;中之島図書館のビジネス支援―多くの人たちに支えられた一一年の軌跡;会員制ビジネスライブラリー「BIZCOLI」の挑戦―利用者を支える図書館のデザインと実践)
第3部 図書館を利用者に届ける(視覚障害者の読書をささえて―日本点字図書館の活動;「癒しと情報」の館=患者図書館―患者の視点に立ったサービス活動;矯正施設の「読書」をささえる図書館サービス;被災地の人たちをささえる移動図書館プロジェクト―自然災害、無縁社会など、日本社会が直面する課題に向き合う)
「社会装置」としての新たなモデルと役割の可能性

著者等紹介

青柳英治[アオヤギエイジ]
明治大学文学部准教授。明治大学大学院経営学研究科博士前期課程修了、筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程修了。博士(図書館情報学)

岡本真[オカモトマコト]
アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役・プロデューサー、オーマ株式会社代表取締役。国際基督教大学教養学部卒業。コンサルティングを担当した図書館として、富山市立図書館新本館、恩納村文化情報センター、日出町立図書館、新長崎県立図書館などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山口透析鉄

30
こちらは市の図書館本より。公共・私立等に関わらず、様々なタイプの図書館の活動が取り上げられていて、具体的な事例が分かりやすく書かれていました。 小さな地方自治体での知恵と工夫や、点字図書館・ビジネス図書館・病院患者図書館や各種矯正施設(刑務所や少年院等を含む)と連携している図書館の事例や、橋下徹大阪府知事のせいで予算等が大幅に削減されたエルライブラリー(労働問題専門図書館)の思い切った資源の集中化による改善事例等、何気にこれも示唆に富む本でした。 レファレンス機能は県立図書館とかに求めるのが良さそうです。2024/04/20

しゅてふぁん

18
先駆的な取り組みを行っている図書館の事例を紹介。公立図書館にも色んな図書館があるもんだなぁ。ここ最近、図書館を紹介した本をよく読むので余計にそう思う。うちの近所の図書館も何か特別なサービスを行っていたりするのかな。2017/06/17

おおにし

16
MLA融合型図書館という言葉を本書で初めて知った。Mは博物館、Aは文書館(アーカイブ)の略で、モノも集める図書館のことらしい。本や雑誌だけを収集する一般の図書館とくらべて運営が大変そうだが、こういう図書館が増えたら利用者として図書館へ行く楽しみが増えそうだ。2024/04/05

こたろう

14
図書館と市民の支え合いという視点から、全国10の取り組みを紹介した一冊。それぞれがその当事者によって綴られているので、読み易さ分かり易さにかなりばらつきがある。文章量もかなり限られているし、仕方がないのかな。掘り下げたいところだけ他の著書に手を出してみよう。課題図書。2016/08/12

izw

8
いつ購入したか忘れた。おそらく新刊の時期に購入したのだがずうっと積読していた。図書館司書課程の最終レポートを参考になるかと読み始めたが、半分くらい読んだところで提出期限がきて、結局参照できなかった。「ささえあう」は監修者の岡本さんが気に入っているという。図書館をささえるヒト・モノ・カネ、図書館がささえる利用者、という観点で、10の先進事例が紹介されていて、これからの図書館像を思い描き、ワクワクしながら読み進めることができた。郷里の図書館が1年後にリニューアルオープンする。どんな図書館になるか楽しみである。2022/08/18

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